黒執事2 「吐露執事」
一命を取り留めたアロイス。しかし執事・クロードとの亀裂はもう塞がりそうに無い。やっぱり餌などやらず飼い殺しが賢いのか?と思ったらOPはアロイス単独バージョンだった。アロイスはハンナを動かして外出。親を亡くし、かっぱらいで生きている幼い兄弟。二人はある晩、川に死体が流れているのをみる。やった、邪魔な村人たちが死んだ、と大喜びした二人は炎上する町から略奪を開始するが、弟のルカも謎の死を遂げてしまう。それから数年後、トランシー家に囚われた浮浪者?の少年たち。そのうちの一人から妖精との契約方法を聞いた金髪碧眼の少年はそれを実行、妖精ならぬ悪魔を呼び出してしまう。トランシー家当主を性的魅力で誑かした少年ジムは、その「息子」アロイスになりおおせ、「父」を殺して遺産を独り占め。他の少年たちを解放し、自分の村を滅ぼしたセバスチャンのあてつけにシエルを奪い取ることを決める。その協力者たるクロードが、自分をただの餌としか思っていないことを知っている、しかし奴に執着するしかなかったアロイスはクロードに殺され、魂を奪われる。なんでこの子、今晩死ぬのに魂が回収されないんだろうね、と様子を見に来たグレルは納得して撤退。ハンナも三つ子も結局悪魔。グレルに破れたハンナ、抜け殻のはずのアロイスに覆いかぶさる。その願いをかなえる為に。これでクロードの本命がアロイス=ジムなら、その愛の歪みっぷりはセバスチャンの非ではないな。屋敷の中は悪魔ばかりって、蜘蛛の巣とはよくいったもんだ。