ファイナルデータ2006
データ救出劇の巻。焼き鳥日記は、また延びました。^_^;長くなってしまったので、読み終えるにはチト根気が必要です。(^^ゞ先日、外付けの手のりハードディスクを、不注意から床に落としてしまいました。翌朝開いてみたら、大事なデータを入れているフォルダがいくつか(37GBあったうちの15GB分)消えていることに気づきました。 血の気が引きました。(゚∀゚;)自宅と仕事で共用していたハードディスクでした。以前、デスクトップ型のPCが起動せずに、大切なデータを失った経験から、PC内部とは別に、外付けハードディスクを購入して、保存には万全を期していました。ですが、数ヶ月前、またデスクトップPCが不調をきたし、リカバリー後も起動が安定しない(電源投入後ファンだけしか回らない事が多い)CDドライブが開きにくい(何のタイミングで開くのかは依然不明^_^;)などの症状に見舞われました。メーカーサポートに電話すると、マザーボードやハードディスク、ドライブ等を交換するとなると7万~10万かかりますと言われました。なので、デスクトップパソコンは時間のあるときにじっくり調整しようと思い、ほったらかしてありました。^_^;ゆえに、その後データのバックアップはとっていなかったのです。(;´Д`)データが消失したことを知って、すぐにチェックディスクを実行しました。処理の最後の方に、「回復ファイル云々」という文字が見えたので、「直った~♪」と思ったのですが、直ってはいませんでした。(/_;)家に帰って、ウィルスチェックをしてみました。画面をじっと見つめていると、めまぐるしくチェックがかかるその中に、FOUND.000とFOUND.001で、長らくチェックがかかっているものを発見!「そんなファイルあったっけ?」と思い、再度開くも、それらしきフォルダはどこにも見当たりません。「隠しファイル」を見えるように設定しても出てこないので、どこにあるのか、それは何なのかをネットで確認。すると、場所はルートフォルダにあるということが判明しました。I:\found.000 とアドレスバーに入力すると、( I は私の外付けのドライブ名)なんと! 「FILE0000.CHK」~「FILE9999.CHK」まで連番のついたファイルが現れました。さらに、「found.0001」というフォルダには、7504個のデータがありました。合計17,504個の断片化されたデータの残骸?がそこにはありました。名前はすべて消え、連番が打たれた状態で、拡張子も「.CHK」になっています。唖然(゚Д゚;)です。これでは開けません。(/_;)「found.000」については不良セクタやFATのリンク切れなどによって破損したファイルが、スキャンディスクやチェックディスクで「ファイル」として変換されたものです。元が壊れているのですから、残念ながらほとんどが使い物になりません。と書いてあるものやHDD内でファイルとして正しく認識できなくなってしまった領域を、スキャンディスクの機能でファイルに変換したものです。元は何らかのファイルだったはずのものですから、それがどういうファイルであるかわかれば、拡張子を変更する事で開ける場合があります。と書かれているものがありました。実際に、救出できたという方の記述も見つけたので、一縷の望みをつなぎました。が、しかし、17,504個のファイルひとつひとつの拡張子を闇雲に変えて、ファイルを開いて見るなどとは、気の遠くなる作業です。頭から数個、ランダムに数個やってみましたが、どれも文字化けばかりして、読み取れるものはありませんでした。(/_;)「素人では所詮無理か…」と、データ復旧をしてくれる会社にメールを入れました。夜だというのに、程なくしてすぐに電話を下さいました。症状を説明すると、見積もられた金額は、7万~27万円でした。心臓が飛び出ました。「あの…、最低でもナ、ナナマンエンかかるのですか」としどろもどろに確認すると、「最低で7万円ですが、お客様の場合は、症状が深刻ですので、それ以上かかる可能性も…」などと、とどめを指され、目の前にはハネの生えた1万円札が何枚も飛んで行く光景が浮かびました。恐ろしくなってしまい、親切に対応してくださった係りの方には申し訳なかったのですが、すぐさま丁重にお断りをしました。^_^;「さて、どうしようか…」とデータ復旧に関する書籍を買い込み、読みふけり、そこに書かれていた、試供版ソフトをダウンロードして試してみました。「使えるような、使えないような…」よくわかりませんでしたが、復元と名のついたソフトですし、電話で対応して下さった方も、「過去の修理実績からみて、回復する可能性は高い」と言ってくれていたので、可能性にかけて見ることにしました。幸いなことに、ダウンロード購入があり、日にちを待つことなく、すぐに使うことができました。(^.^)今回買ったのは、ファイナルデータ2006 復元+Office修復というものです。これを使うとすべてではありませんが、かなりのものがプレビューで確認できます。拡張子も判明しますし、消えていたタイトルも確認できました。拡張子を直すのは手作業ですが、あとは復元ボタンを押すと、いとおしいファイルが現れます。そこでもう一度確認の為に開いてデータを確認し、名前をつけるという作業を繰り返しました。ハードディスクを落としたのが、11月1日(木)かくして、3連休に計画していた予定をすべて取りやめ、急遽データ復旧作業に追われることとなりました。試行錯誤を繰り返し、データが復旧できることを確認できたのが4日(土)の夕方でした。そこから作業にとりかかり、日曜日中に17,504個のデータをすべてプレビューして、その中から急を要するファイル423個を復元しました。膨大な個数の中身は、この楽天日記のバックアップデータと画像、とり溜めた写真、そしてWebページを保存したものがやたらに多かったです。^_^;Webのページは、ページにちりばめられた画像が全部バラバラのファイルとして保存されるため、ものすごい数になるのです。(日記の保存もしかりです)それらをいちいち名前をつけて保存するのも大変なことなので、これを機にいったん削除することにしました。日記は、海獣トドさんから購入した、楽天日記専用保存ソフト「バーニャン3号」があるので、いつでも保存が可能です。そうして心おきなく 11,559個のファイルを削除しました。あと、5,522個のファイルを残すのみです。(^.^)とは言え、断片化され、あらゆる箇所にデータが混在しているために、塊で削除することもできずに、一つ一つを見ていく作業は、かなりしんどかったです。17,504個の中で確保すべきデータファイルは、わずか5%ほどに過ぎませんでしたから。^_^;今回の教訓は、※毎月○日をPCメンテナンスの日と決め、 ディスククリーンアップ→チェックディスク→デフラグ後 バックアップを行うこと。 今度、家置きの外付けハードディスクを買うことにします。※余計なデータは持ち歩かない! 日記や写真などはCD-RWや、DVD-RWのメディアに保存。※バックアップがない状態で、おかしくなったら、 まずHDを丸ごとバックアップしておく! チェックディスクはそれからかける!※ハードディスクを修理に出したときの修理代は、 データの容量ではなく、メディアの容量で基本料金が違うため、 無駄に大きなハードディスクを持たないほうが良い!※普段持ち歩くデータは、余計なものはいらない! 必要最低限だけならば、スマートメディアや、メモリースティックで 十分足りる。などです。色々失敗を重ね、少しずつ学習しています。(^^ゞ以下、関連するページのリンクです。スキャンディスクとチェックディスクとデフラグ 差分バックアップと増分バックアップの違い「バックアップに勝る対策なし」データリカバリー用のツールを何種類備えていたとしても、バックアップをとることには及ばないデータリカバリーの専門家が、口を揃えて言う言葉だそうです。^_^;肝に銘じます。(^^ゞ