上杉謙信
『四十九年 一睡の夢 一期の栄華 一盃の酒』大河ドラマ天地人の上杉謙信は、ちとかっこよ過ぎですね。これはドラマの台詞の引用です。強き者が弱き者の叫びを力で踏みにじることが、果たして真の義であるのか。私の考える義とは、人が人としてあることの美しさよ。目先の利しか見えなくなった者はあわれじゃ。わしは信長に、いや天下の万民に利を得るより気高きものがあることを知らしめたいのじゃ。それこそが、わが義。人が人であることの美しさ。誠の義を見つける者があるとすれば、その者は己との戦いの中に孤独の身を置き、めい想を続ける者じゃ。兼続、わしはそなたこそが我が意志を真に受け継ぐ者じゃと思うておる。軍事能力に卓越しており、「越後の龍」や「軍神」などと後世で評されています。一般には謙信は天才型で、迅速な用兵と駆け引きの的確さから生涯殆どの戦で勝利をおさめたそうです。