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テーマ:ミステリはお好き?(1445)
カテゴリ:日本人作家
今日は人に会ったり、出かけたりとやや疲れ気味。
あ、結局昨日、殿の帰宅は12時半。 みごとに女房の誕生日に間に合わず(ケケケ) これで、結婚記念日事件の敵を討てます(どんな夫婦?) 近藤史恵さんの『天使はモップを持って』と『モップの精は深夜に現われる』(ともにジョイノベルス)を読了。 オペレータールームに配属された梶本大介。その社内では寄妙な事件が発生する。書類紛失、保険外交員墜死、マルチ商法勧誘社員の台頭、派遣女性社員の突然の昏倒、ロッカールームの泥棒、切り裂かれた部長のぬいぐるみ、黒い液体で汚されたトイレ。オフィスを騒がす様々な“日常の謎”を女性清掃作業員のキリコがたちまちクリーンにする本格ミステリー。 ビル清掃の仕事に誇りと綺麗にすることに喜びを持っているキリコ。 「掃除をしていると見たくないことも見えてくる」ゴミ箱を見れば無防備なほどその人がわかり、机やトイレはその会社の状態が見えてくる。 「(掃除人は)見えない、存在していない」と誰もが思っているけど、実は清掃会社の人ほど社内の実情に詳しいのかもしれない。 キリコの言葉に納得。 自分の掃除しなくて良い場所の使い方って、実はその人の姿が丸見えなんだぁ、と己を振り返ってしまう。 気をつけなくちゃ・・・! 見た目は高校生みたいに可愛いけど観察眼はするどくて、大介とともに謎を暴いていきます。 「世の中はお掃除と一緒だよ。汚れたらきれいにすればいい。また、汚れちゃうかもしれないけど、また、きれいにすればいい」 ってセリフがすんなりと心に入ってきました。 面白かったです! あとがきに近藤さんご本人が「掃除の神様」発言をされてて、おお!「掃除の神様」がいると思っているのは皆なんだ!と(笑) 掃除の神様、我が家にもお出でくださいませ!!!(必死) キリコちゃんの続編も面白かったです。 部下や自分の娘とのコミュニケーションに悩む中年課長、取引先の仕事や自分の容姿にためいきをつく女性ライター、同じ事務所でつきあっていた男に二股をかけられたモデル、こんな彼らが遭遇した不可解な事件の謎を女清掃人探偵キリコが解明する本格ミステリー。そして彼女自身の家でもまた頭を悩ます出来事が…。 あなたの会社にもキリコちゃんが現われているかも(笑) 近藤史恵さんのほかの作品も読んでみたいと思ってます。 きっと印象が違うかも。 坂岡真さんの『うぽっぽ同心十手綴り』(徳間文庫)も読了。 しかし今夜は眠いので、次の機会にご紹介します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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