カテゴリ:うた
KANのコンサートに行ってきました。
KANって言ったら、大抵の人は「愛は勝つ、の人?」って言います。 その人です。 (「愛は勝つ」はKANの楽曲のなかで、ちょっと変り種に入るのですが、なんといってもやっぱり大ヒット曲、代名詞になっちゃっているのが、少しおかしい。なんだかんだいって、名曲だと思います。「心配ないからね 君の勇気が 誰かに届く 明日はきっとある」・・・この「誰か」がポイントだって姫野カオルコも言ってました。「愛は勝つ、もんか」ってエッセイの中で。) 本日は「弾き語りばったり 5 スプリングハニカム」というツアーでした。 小さいホールのステージの真ん中にぽつん、グランドピアノ。 それだけ。 会場あいて入ったら、ライトの落ちたステージの上でKANちゃんが延々ハノンを練習していて、ちょっとびっくり。ぱらぱらっとわかれたすごくきれいな音。 (本人・・・?) って微妙に伺っていたら、「開演まで練習しているだけなので、気にしないでください。」ってご案内。6時半開場、7時開演。で、30分、本当に運指の練習、ときどきすべってアレンジ弾いてまたハノンに戻る。 フランス人になりたいって、何年かまえにフランス渡って、音楽学校に入って二年半、クラシックの基礎を学びなおして、帰ってきて弾き語り。 一本筋の入った、ヘンな人だなあ、と思う。 歌う歌は、作る曲は、書き付ける詩は、やっぱりKANだけのもので、今日のコンサートでも「牛乳飲んでギュウ」ってばかな歌を歌ってた。 ほんと、好きだなあ。 ピアノの音うつくしく、きらきら光って、前奏繰り返す。 歌が始まると音は脇にまわり、詩がひびき、声の残滓のこる。 支える音が間奏にまた輝いて、音楽が生まれる。 「もし僕の存在が君の重荷になるなら その荷物も僕が持ちます」 いちばん好きな、「永遠」って歌が、アンコール曲でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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