フィーヌ・ド・ブルゴーニュ NV フェブレ ワインじゃないけどねっ^^
久々、ワイン関連ネタ。 今日届いた、ので、早速飲んでみた。 フィーヌ・ド・ブルゴーニュ NV フェブレ ワインっぽい瓶とラベル、それに、ワインの生産者のフェブレ、なので、思わず、ソーヴィニヨングラスに注いでしまった(どうせなら、シャルドネグラスだったか?)・・・けど・・・ワインじゃないんです、ワインじゃ。。。 平たく言えば(言わなくても)、ブランデー。 ブドウから作った蒸留酒。 ただ、コニャックやアルマニャックなどとは、ブドウの品種が違う。 つまり、ブルゴーニュのワインから作った、ブランデー(たぶん、シャルドネなど)。 フェブレのは、澱引きしたあとの澱から作る、と説明があったところも。 普通、AOCの基準に達しないワインから作る、とも。 詳しいことはよく分からないけど、要するに、シャルドネなどからつくったブランデー。 香りがとてもいい。 どこかに、シャルドネのニュアンス、全体としては、よく熟した甘口白ワイン系。 小一時間、香りを楽しんでいる。 スティルワインなら、室温30度で、グラスに注いだ一杯のワインを小一時間もかいでいたら、完全アウトだろうな~・・・なんて思いながら・・・。 で、時々、ちびり、ちびり・・・。 飲むというより、唇に触れる程度。 味も甘口白ワイン系でドライ。 余韻、といってもスティルワインのように生モノっぽくなくて、カラリとなくなったあと、ほのかに漂ってくる・・・。 色も、ブランデーのような褐色ではなく、よく熟成した甘口白ワインの黄金色。 *** この前、新聞みてて興味を持った多和田葉子の『犬婿入り』(日本語版 文庫)も、今日届いた。 が・・・こっちは、、、、。 1993年の芥川賞受賞作らしいが・・・。 終戦以来レベルが下落し続けている日本の小説って、なんとかりさちゃんだったっけの『インストール』が、「大底」かと思っていたが・・・・他にもあったのねぇ。。。 ことによると、まだまだ、下落は続いている? 以前、そういう不満を漏らしたら、奥さんにたしなめられたことがあった・・・「漱石や鴎外みたいな賢い人が書いてるんじゃないから、仕方ないやん。そのへんはおおめにみてあげないと」 たしかに・・・そういわれて妙に納得したことがあったけど・・・やっぱり、その通りなのかな。 漱石や鴎外ほどの教養がある人たちが書いてるわけじゃないもんな~。。。 といって、大目にみても、やっぱり、つまらん、もんは、つまらん。 額縁(本の装丁じゃないよ!)は立派。 でも、その額縁に納められている絵は・・・。 実は、読んだあと、レベル・質の低さに、愕然として、がっかりして、呆然として、気分悪かったけど、まあ、このフィーヌで気分上々!!!! それに、小説自体を楽しむのではなくて、メタ小説を楽しむ、とでも言うか。 たとえば、この『犬婿入り』なら、これを読んで面白いと思う人とはどういう人たちか、ということを想像してみたり、そういえば当時は「妖怪ブーム」というか、「トイレの花子さん」みたいなのが流行っていたような・・・で、やっぱり、そういう流行りものに賞を与える人たち、その業界の人たちとはどういう人たちだろうか、等々、そんなことを想像して楽しみを作っていくしかないよな。。。 芥川賞、というのは、一応「純文学」というカテゴリーらしいが(よく分からないカテゴリーで、「大衆文学」というカテゴリーと分別されているわけだが)、しかし、すでに、「ジュンブンガク」という「大衆文学」だね、これも。「大衆文学」の一ジャンルとしての「ジュンブンガク」。(大体、こんな分類した菊池某にしてからがイマイチだけど、未だにそれひきずってるブンガク業界、ってなに?って思わない? て言うか、芥川龍ちゃんにしても、僕はあんまり評価してない) この作品、結局、小説と言うより、なんか、単なる、流行りモノの資料みたいな・・・。 小説として売るより、そういう資料、思い出の品として、別の売り方した方がいいんじゃないか? なんてね^^ 『御堂関白記』は、愛読し続けています^^