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カテゴリ:その他雑記
皆さんこんばんは。タダノ弁護士です。
週末、仕事を終わらせて連休に入りたいものです。 と言うわけで、今日はまだ終わりません。 さて、今日日弁連会長選挙がありました。 皆さんは、あまり利害関係がないので、それほど興味を持つようなことでもないのですが、日弁連は、全国約三万弱の弁護士全員が加盟する自治組織で、日本でも有数の政治的圧力団体(圧力団体って悪い意味じゃないですよ。政治に影響力を持っているということね)で、現在の司法制度改革に大きな影響をもっているので、少し書いてみます。 会長選挙はなかなか激烈です。 今年は、ここ数年の司法改革のひずみが見えてきております。 弁護士の就職難は、深刻なものが予想されるようで(弁護士希望の修習生 3人に1人が就職難 日弁連調査(毎日新聞ニュース))、弁護士の職務のあり方にも多大な影響を与えそうです(競争によるサービス改善もいっぱいあると思いますが、悪い弁護士もいっぱい出る可能性など)。 裁判員制度も日本の刑事司法上、歴史的革命的な制度の導入で、社会全体が刑事司法に関わるもので、負担などもいろいろあり、賛否いろんな意見が未だに戦わされております。 というわけで、今年は、司法改革に断固反対派がかなりの勢いをつけて選挙戦を戦っており、連日FAX、葉書が両陣営からいっぱいきておりました。 ネガティブキャンペーンまでやっていました。 というわけで、私も、双方の主張をじっくり読んで考えました。 司法改革反対側の意見も見るべき点があり、断固反対派が主導権を握ることで、劇薬として、現在の歪みを劇的に改善させるのもいいかと、少し迷ったのですが、私は、従前の司法改革を引き継ぎ、歪みには対して、修正するという立場から、投票いたしました。 私は、弁護士増員、ロースクール維持、裁判員制度は早急につぶすのではなく、基本的に維持しながら改善するのがよいと考えました。 やっぱり、弁護士は増えた方がいいと思うのですよ(その増員の幅は改善の余地があるとしても。もっとソフトに増やす)。 ロースクールも、司法試験の合格者数がかなりゆがんでしまい、受験生に多大な経済的負担を課しながら、合格できないという、大変な問題を抱えていますが、ロースクール自体のその中身と目指していることはよいと思うのです。 確かに、短期的に大変なことになってしまうので、その歪みの影響を受けてしまう当事者は本当にかわいそうなのですが、改革路線自体は、将来きっと司法と国民を近づけよい結果を生むのではないかと信じています。 だから、修正すべき点はいっぱいあるとしても、司法改革をある程度引き継ぐ側に託してみます。 さて、結果はどうなるのでしょう。 よろしければ,人気blogランキングへ投票を なお、裁判員制度反対からのブログとして、裁判員制度は日本に不要だ!!をご紹介しておきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 8, 2008 08:03:08 PM
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