動物から学ぶ

■ 今日の幸せのもと 「 内なるテクノロジーを発達させる 」





私たち、人間はテクノロジーを外に外に進化させようとします。



人の足の助けとしてとして

車をつくり、
飛行機をつくり、
電車をつくり、


人の手の助けとして

ロボットをつくり
機械をつくり
さまざまな道具をつくり


人の頭の助けとして

計算機をつくり
コンピューターをつくり
パソコンをつくり



そして、私たちは今のようなテクノロジーを活用した社会を作り
あげました。



私たち、人間はテクノロジーを作りあげるのが本性の一部なのかも
しれません。




しかし、私たちのテクノロジーは子供の域を脱していません。
まだまだ、ローテクと言っていいほどです。



私たちはまだ、虫のような小さい精密な機械を作れません。

動物のようにまだ、海・空・陸を自由に移動できる機械を
作れません。

植物のようにまだ、効率よく光をエネルギーに転換できません。



これらは機械のように何も手入れをしなくても、自然と環境に
順応し、自然と調和し、独りでに進化していきます。




自然こそがハイテクなのです。



そして、私たちも自然の一部だということを忘れないでください。




テクノロジーを外に進化させようとする人間とは対照的に自然・
動物などはテクノロジーを内に進化させます。



動物は進化するために私たちとは別の感覚器官を発達させて
きました。



こうもり、イルカ、クジラなどは微細な超音波を発して体に
ソナーのようなテクノロジーを発達させました。

犬、狼、など多くの動物は耳や鼻を進化させ探知機のような
テクノロジーを体に発達させました。

鷹、魚、虫、多くの動物達は目を進化させてレンズ・望遠鏡の
ようなテクノロジーを体に発達させました。




さらに動物は私たちにはない感覚器官をもっています。



地震の前ぶれには多くの動物たちが騒ぎ出すといいます。

鳥やクジラ、大移動をする動物達は体に磁石のような磁力を
感知する器官を持っています。

海の満潮の時期に産卵するサンゴや魚達がいます。月の重力を
感知できるのでしょうか?



イルカやゾウは人の心が読めるといいます。いわゆるテレパシー
です。



ジャック・マイヨールの本にも出ていましたが、彼が楽しい
ことを考えると、彼が世話をしていたイルカ達が遊んでくれると
思って寄ってくるそうです。



畑正憲・ムツゴロウさんがこの間、言っていましたが、野生の
ゾウとヨーシ、ヨシ、ヨシ、ヨシといつものように楽しく触れ
合っていたムツゴロウサンが、このゾウを調教してやろうと
少し思ったそうです。その瞬間に仲良くしていたゾウが急に
怒り出してムツゴロウさんを踏み潰そうとしたそうです。



ダフニー・シュルドリックは孤児のゾウを育て野生に返す活動
をしていますが、大切に育てたメスのゾウ、エレナを大人にし
野性に返しました。

そして、エレナはダフニーの考えをしっかりと理解し、ダフニー
の引き取った小ゾウをエレナが引き取り、自分の子供のように
育て、野性に返す活動に協力しているといいます。

ダフニーが広大なサバンナの中にいるエレナに会いに行こうと
すると、エレナはそれを察知し、いつもの会う場所にダフニー
が行くと、必ずエレナがそこに現れるそうです。



また、ゾウやイルカは一度あった人間を絶対に忘れないと
いいます。素晴らしい記憶力を持っているのです。




私たちは動物を下の存在に見てしまいがちですが、彼らは人間
にはない能力を持ち、人間とは違った感覚器官を発達させ、

特にゾウ、イルカ、クジラなどを見ていると思うのですが、
私たちとは別の知性や感情を持って社会を作っています。




そして、人間のように相手を殺したり、独り占めしたり、
しません。必ず仲間と分かち合い、自然、仲間、他の種たち
と調和して生きています。


こうした彼らを下の存在に見るのではなく、むしろ、尊敬し
彼らから私たちは学ばなければならないように思います。





私たちは自然と比べたらまだまだのテクノロジーを持って
いますが、それでさえもそれを使いこなすだけの精神性・
倫理観を発達させていません。


武器を作っては、戦争を起こしてしまいます。

道具を作っては、自然をむさぼり、破壊してしまいます。

さらには、原子力や遺伝子を興味本位で操り、これからも
大きな間違いを起こしてしまいかねません。


物質的により精神的に私たちは成長する必要があるのかも
しれません。




自然はハイテクで、私たちは自然の一部です。

動物たちは内なるテクノロジーを発達させます。

私たちは外にテクノロジーを発達させようとしますが、
私たちも内にテクノロジーを発達できることを知っている人は
少ないです。



テクノロジーに頼りすぎて、私たちの内なるテクノロジーは
今、かなり衰えています。



私たちはまだ、脳の力の数パーセントしか使っていないと
言います。私たちは潜在的にまだ使っていない多くの隠された
能力を持っているのです。



ジャック・マイヨールは人間にもイルカやクジラのように水中
に深く潜ると、酸素を節約するために心臓の鼓動数をかなり
落としたり、体中の血液を心臓、脳などの重要な器官に集中
させるブラッドシフトができることを証明しました。


一部のアボリジニは広大なアウトバックの中でテレパシーを
使って、交信できるといいます。また、ある人が彼らに会いに
行こうとすると、夢の中でその人を見て、彼がくることを予知
していたそうです。



そういった能力を私たちも大昔は普通に使っていたようです。
しかし、近代化してテクノロジーに頼っていくうちにそうした
能力は衰えていきました。



けれども、私たちはまだ、そうした能力をなくしてはいません。
虫の知らせや直感などがそうです。女性の感もそうでしょう。



また、最近多くの人に知られるようになったシンクロニシティー
もそうです。


夢で見たことが現実に起こったり、

会いたいなーと思っていた人から、電話が来たり、

なぜかわからないけど、すごく惹かれることをしたら、
人生を変える大切なことが起こったり、



こうしたことはあなたにもありませんか?



こうした能力を私たちは持っていて、それを発達させることもできる
のです。





今回はなんか長くなってしまいましたが、



私たちは外だけでなく、内にもテクノロジーを発達させること
ができる。



動物は私たちの下の存在なんかではなく、彼らを対等な存在
として扱い、彼らから学ぶことが多くある。



ということでした。



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