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カテゴリ:読書/歴史系
屈辱的な首都の劫掠の後、帝国の本国たるイタリア半島には一時的な平和が訪れた。
ガリアでの地歩を固めたい蛮族が共食い状態になったためだ。 しかし、ホノリウスが長い治世を無為に過ごして死んだのち、 権力は皇女や軍司令官らの手を転々と渡り、二年にもわたる内戦状態にさえ陥った。 そして運命の四七六年、皇帝が蛮族に手によって廃位され、 西ローマ帝国は偉大なる終わりの瞬間をもつこともなく、滅亡の時を迎えることになった…。
いよいよ西ローマ帝国滅亡へ…。 あぁ、なんと呆気ない(>_<) 滅亡というより、いつの間にか消えうせてしまったという感じだったのですね。。 あの偉大なローマ帝国がこんなふうになっちゃうなんて、なんか悲しい。。 最後の皇帝が、ローマ建国の王と同じ『ロムルス』という名前だったとは、 これまたなんとも皮肉な運命というかなんというか…。 不思議な巡り合わせですよねぇ。。 それにしても、蛮族も恐れる蛮族フン族、恐るべし!! 特に、アッティラが首長だった時代は10年足らずだったというのに、 ヨーロッパ中を引っ掻き回しまくり、ローマに与えた影響は甚大なものでした。 しかしアッティラが死ぬと、後継者争いから分裂、そして呆気なく霧散…。 まったく悪夢のようなヤツだったですね、アッティラ。。 でも、フン族がいなくなっても、今度は南からヴァンダル族が攻めてきて、 とうとう西ローマ帝国は滅亡へ。。 …なんかもう最後の方は政治らしい政治もなくグダクダになってましたが、 滅びた年もはっきりしないなんて、こんな国の滅び方もあるのだなぁ。。。 本当に本当に淋しい限りです。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.09.23 19:34:18
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