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ミーティング
「合宿ミーティングは、コミュニケーション強化のカンフル剤」 リッツのミーティングは、各店舗のスタイリストのセクション、 アシスタントのセクションで行なわれる「セクションミーティング」、 店舗のスタッフ全員の「全体ミーティング」が週一回、 各店の店長ディレクターが集まった「事務所ミーティング」が月一回 行なわれている。 僕が出席するのは事務所ミーティングだけ。 後は時々各店に出向いて、雰囲気だけ見て帰ってくる。 店舗の細部にまで目を光らせちゃうと、キリがなくなっちゃう。 また、経費のことについても、あまりうるさく言って、 それにストレスを感じたくないんだよね。 スタッフはみんな、清掃も徹底していて、やるべきことを 怠っているわけじゃない。 その上で「○○が買いたいです」っていうのは、やっぱりリッツのことを 好きで、リッツを良くしようと考えてのことだからね。 声高に「経費削減」とかって、言いたくないんだ。 さて、リッツにはもうひとつ、恒例となっているスタッフ全員での合宿 「箱根ミーティング」がある。 社員旅行じゃないよ。 あくまでもミーティング。 最近よくチームづくりのために、合宿が効果的だといわれているけど、 この「箱根ミーティング」も、コミュニケーション強化のために、 とても効果的だ。 この合宿を始めたきっかけは、僕がニューヨークから帰ってきた時に見た、 スタッフのレベルの低さに腹が立ったことだった。 「俺がニューヨークで頑張ってきたのに、なんだよコレ?」 って。 すぐには帰れない場所に連れてって、軟禁して泣かせてやろう と思ったんだ! 誰か一人、かわりばんこに集中砲火を浴びせる地獄の合宿。 だから合宿を始めた数年は、みんな怖くて、日程が迫ってくると 胃が痛くなったりしたんだって。 それがだんだん変わってきて、今は全く違う目的と雰囲気のものに なっている。 「ミーティング」と称しているから、もちろん議題がある。 議題は毎年違う。 その時にリッツにとって必要だと思うものを、先手を打って、 リッツのメンバー全員で話し合う。 (ちなみに去年は「クリエイティブ&アゲインオーバー」。 この言葉をテーマにして、さまざまなことを話し合った。) 一日かけての話し合いになる。 朝9時スタートで、夜は7時まで。 その後、宴会を経て、また一部屋に集まって、ナイトミーティング。 普段あまり話す機会のない他店舗の人とも話せるということで、 リッツがひとつになれる。 でも、実はこの合宿効果って、一過性のものでもあるんだ。 継続性はない。 だから、コミュニケーション不足かな・・・と思ったら、やる。 カンフル剤みたいなもの。 そこで決められた案件は、東京に帰ったらとりあえず実行したり するんだけど、みんな段々と日常に戻っていってしまう。 で、日常のあいだには「金井塾」などで新しい情報を社内に アウトプットする。 それで、溜まった情報、知識をもとに合宿ミーティング。 だから、洋服のコレクションみたいなものかな。 春夏・秋冬で一回衣替え。 洋服の場合は「色」とかにこだわるけど、僕たちは 「新しい情報をいかに浸透させるか」を考えるんだ。 (「すべては記憶に残るサービスのために」金井豊著より) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.07.08 01:06:33
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