テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:邦画-1980年代
★★★+
鑑賞No:00341 製作:1988年 監督:伊丹十三 出演:宮本信子/津川雅彦/丹波哲郎/大地康雄 「マルサの女」シリーズ第2弾。 国税局査察部査察官の板倉亮子はある地上げ屋の脱税を追及していた。彼らは宗教法人を隠れ蓑として金儲けを企んでおり、亮子らはその地上げ屋を操る天の道教団の代表・鬼沢に目をつけ調査を進めていたが、核心に近づくと関係者が殺されて・・・・。 前作はラブホテルの経営者の脱税に、暴力団や政治家、地上げ屋が絡むという構図だったが、今回はさらに世間的には不透明感の強い宗教法人と、その宗教法人を隠れ蓑にした地上げ屋を対象にした脱税を扱っている意欲作。 バブル期のリアルな現実を映像化しているようで、興味深い作品である。ラストもスッキリしないところがあるが、それが却って現実感を高めている。なかなか正義というものは世の中通用しないものであると実感させられる映画。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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りらっくままハッシー!^o^さん
確かに一般世間の人には無縁(特に私らのようなあらかじめ税金を天引きされるサラリーマンにとって、脱税なんて無縁、無縁)の世界を、面白おかしく描いており、「1」「2」とも興味深いものでした。 税金を納めたくない人と、それを探して摘発する人の攻防が痛快な映画でした。 (2009年04月23日 20時39分13秒)
伊丹十三監督、この方が俳優伊丹一三で活躍してた当時に面識を得て麹町のご自宅にも二度三度お伺いし、お話していた事を懐かしく想い出しました。
いまだに残念な事です。 (2009年04月24日 04時23分35秒)
hy3de8さん
伊丹十三監督と面識がおありになるとは凄いですね。 今までの邦画にはなかった新しいセンスと、マニアックなテーマを扱っていた点でとても興味深い作品が多く、もっともっと多くの作品を撮ってもらいたかったです。 (2009年04月25日 05時51分12秒) |
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