終わった~
「響鬼」の方が期間は長かったのに、内容が濃いせいか「偽花」の方が長く感じる。終わってみれば、爽やかな最終回で、顕彦が一途に美禰子を待っていてほっとした。誰かに刺されるんじゃないかと思ったけれど、死ななかったねえ。(^^;顕彦は、いいキャラだった。ナイーブな色男で、自分の都合の良いように周りが計らってくれることに慣れている、愛されたがりのええ格好しいだった。顕彦に惚れて下さいと松田さんは言っていたが、残念ながらあんなにややこしい奴には惚れませんよ(笑)でも、人間的でちょっぴり生々しく不思議な、サイテー男だけど、いいキャラだった。また新たな松田賢二を見せてもらった。こんなに色んな女性とラブシーンばっかりの役もそう無いよね。松田さんの今までの役でラブシーンらしい(?)ラブシーンと言えば、「飼育」か、「湯の町コンサルタント」くらいで、あとはせいぜいハグ止まり。ストレートな愛の言葉は郡司が言ってたくらいだろうか。「偽花」は、比較にならない。こっ恥ずかしいのはニガテなので、「愛してるよ…」的なセリフにはツッコミ入れてばかりだったなあ。まあ、それでもいくつか、ムフフなセリフもありましたよ、何とは言わないけど。恥ずかしすぎる…。うっ、鼻血が…。(笑)正直に言ってしまうと、今回の松田さんの演技には、ええぞ!と思う部分とビミョ~と思う部分があって、イマイチ格好良さに集中できない、まだるっこしさがあったのだが、最終回を観て、なんだかスッキリしてしまった。以前から露子に優しく諭すシーンは好きだった。それに加え、劇団員にジョークを言うシーンも、やけにキザで、それがまた妙にはまっていていい。美禰子を迎えに行く顕彦さんの枯れ具合も、大人の男の落ち着きがあって、とても格好良かった。これまでのビミョ~さはどこから来ていたのか、考えていたが、どうせ、まだ具体的には書けない。具体的に書けないうちは書かないでおく。「偽りの花園」は、松田さんの今まで見た事の無い演技が見れて、ありえね~ストーリーで毎日ヤキモキできたから、3ヶ月間楽しかったっす。ありがとう「偽花」!今 日 の 顕 彦 さ ん美禰子の出所を待つことで、共に贖罪していたのかも。最後まで美禰子を愛することが出来たね。