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テーマ:詩&物語の或る風景(1047)
カテゴリ:貸室あり
「ええ」 美雪はベットの上に座った。老人も付き添い用の丸椅子に座った。 眺めのいい、大きな窓の外は、嵐である。 「今回は大変な迷惑をかけてまって、申し訳ねがった。俺の、管理不行き届きだ」 「いえ…事件を起こしたのはカギ屋の店主です」 「あんたにイヤな思いをさせでまったな」 老人は、懐から茶色の封筒を出し、美雪に手渡した。 薄い茶色の封筒の中には、ちらと見ただけでも100万円は入っている。 「こんな…あたし、もらえないわ」 「だが、会社クビになったろう。デイドリームはそういうとこだ」 「まだいくらか貯金ものこってますから」 「そう言わずに、受け取ってけ。あんたにしてやれることは、これくらいしかね。年金恩給だけでも、こんくらいはヘソクリがあるんでな」 「……」 「金はなんぼあっても邪魔になるもんでね」 美雪はじっと封筒をつかんだままでいた。 たしかに、この土地でこれからまた仕事を探すのは、時間がかかるだろう。 貯金が底をついたら、それこそサラ金からでも借りるしかない。 再就職できても、借金を返しながらでは生活が苦しいのは目に見えている。 デイドリームの寮、ナイトメア第6も出なければならない。 そのまま住み続けてもいいが、松子の言うとおり、普通の家賃は6万5000円だ。 とても、その家賃を払い続けるのは無理だ。 「あんたさえ嫌でなければ、藪中荘に住んでくれたっていい」 「え!?」 「敷金も家賃もいらん。どうせ誰も借り手のないとこだ。手数料は俺が払ってやる」 「でも…」 「人殺しのあったとこは嫌だか」 <つづく> ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- やっと、申告書類の作成が終わりました。 手をつけると、あ~っという間に終わっちゃうのに、それまでの間はずっと気持ちの負担になってうだうだとしています。 もう一度見直して、明日ごろ提出しま~す これをやると、気分はサッパリ晴れ晴れです 今日は嵐になると、天気予報で言っていたから、灯油を買うのをあきらめました。 夜のうちに注文をファックスで送り、灯油缶を外に出しておいて朝のうちに配達してもらっているため、雨水が入ると困ると思って注文をやめた。 なのに、ほとんど雨が降っていないんです 天気は穏やかな方がいいけど、もう灯油が無いです。 いくら暖かくても、まだストーブをつけないと寒いんですよね~。 それにしても、ガソリン価格は下がっているというのに、灯油はちっとも値下げしていない・・・ ダメじゃん さて、今日の一枚は、お寿司です。 写真上方に寄っているあたりが、パックのお寿司らしいです このごろ、食べ物の写真ばかりですね~^^; 久しぶりにお寿司を食べて、嬉しさ一杯 アップルパイの中に、なんと!ガリが入ってる~~!ジンジャップル4個入り ガリもオシャレに お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 5, 2007 04:58:29 PM
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