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カテゴリ:居眠り磐音
磐音はこのfateを「宿命」と言った。
親友柳次郎の母親、幾代から 「そんな遠国に白鶴様をおやりになってよろしいのですか」と言われた磐音。 その時磐音は「別々の道を歩む宿命にあったのです」と言い切った。 この「宿命」は磐音と奈緒の間に鮮血か流れるような、生木を裂く状態のものだった。 様々なfateに立ち向かったけど、このfateだけはどうにもならなかった。 武士の矜持、磐音の性格、しかつめらしいものが、がんじからめになって磐音の行動や思いを止めさせた。 ある人に言われた。 「そんなに好きなら、掻っ攫ってよぅ、蝦夷にでも行ったらいいじゃないか」と 磐音もそれが出来たらどんなにいいか、と思ったけど、 「そのようなことをしても、奈緒を幸せにはできぬ」 「そんなもんかねぇ、好きな男と一緒なら女は満足なんじゃぁないかぇ」 磐音の心は揺れるけど、ぐいッと気持ちを抑え込んでしまうわけ。 これは「宿命」と ただただ奈緒の幸せを祈り続ける磐音の「宿命」 読者もそんなもんかねぇ と お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/04/14 07:34:12 AM
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