テーマ:犬・ネコの健康(630)
カテゴリ: 〓 通年
メリー・クリスニャス!
飲み水に入っているのは、銀のスプーン。 クリスマスプレゼントです。 「天然の抗生物質」ってフレーズで売っているモノがあるでしょ。 副作用がない、耐性菌ができる心配もないって。 それがホントなら、膀胱炎になるたび抗生物質で苦しむ には、まさに理想の製品なので、ちょっと(かなり)気になっていたんですよね。 でも、「コロイド状の銀」って......大丈夫なのかな。 商品説明を読むと、良いことずくめ。 でも、売り手側は、売るのに都合の良いことしか書きませんからね~~ 口コミでは好評なので効果はあるんだろうけど、継続的に摂取した場合にどうなのか、そこのところが不明です。 最近は銀を使った消臭剤や制汗スプレーも増えてきたけど、安全なのかな~?ってギモンに思っていたんです。 だって、銀って金属でしょ。フツーに空気中にあるものじゃないでしょ。 肌につけたり、吸いこんだりするの、怖くありませんか? それを、飲む......???? 銀イオンを経口摂取したら、胃に入った分は難溶性の塩化銀になって腸をスルー。 胃に入る前に口や食道の粘膜で吸収された分は、血液と一緒に全身を回る。 身体に有益な作用をするのは、この後者ってことですね。 でもこれって、最終的には肝臓と腎臓のお世話になって身体から出て行くわけだし。 うちの子、肝臓と腎臓が弱いからなぁ。 膀胱炎の症状が出たときだけ一時的に使うって手も考えましたが...... パパ@化学部出身いわく、「不可」 銀には確かに抗菌作用があるけど、銀アレルギーとか、銀中毒ってのもなくはない。 食器等からわずかに溶け出す程度の摂取にとどめておいたほうがよいそうです。 それじゃ、 の食器を銀にしよう! 銀のフード皿! 銀の水入れ! フードをよそうときのスプーンも銀に! 今なら、パパのボーナスがあるもんね♪ だけど、ネットでいくら調べても、銀のフード皿なんて売ってない......あたりまえか。 人間用の銀食器も、平べったいお皿ばかり。水やフードには向きません。 それで結局、銀のアイテムを飲み水に入れることになりました。 要は、微量の銀イオンが溶け出せばいいのです。 そういうわけでクーニャンのために買った銀のスプーン、252円也。 純銀のスプーンを買うはずだったのに、なぜか銀メッキだけど(笑) でも、水に触れる部分が本物の銀ならいいんですって。パパ@化学部出身の保証付きです。 これで、抗生物質を使う機会が、1回でも減りますように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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化学部出身のパパ様が「不可」という結論を・・・(TT)
ガーーン。毎日、飲み水にたらしています_| ̄|○ 量を減らしましょう・・・いやそれとも止めたほうがいいのかしら(TT)私専用にしようかな? (2006年12月25日 15時42分07秒)
狸じゃないんだから、化け学じゃないってば。
銀イオンの毒性は、化合相手によっても変わるのですが、人間に対して1mg/Kgで毒性を示し、500mg/Kgくらいで致死量といわれています。これはまだ確実な数値ではないようですが、「銀イオンの毒性は水銀に匹敵する」という学者もいます。水銀のように塩素と反応して強い毒性を示したりはしないので、水銀の危険性とは違いますけど・・・。 金属の銀には毒性がありませんが、抗菌作用もありません。水に溶け、イオンになって始めて抗菌作用を発揮します。 浄水器のフィルターにも「銀」と書かずに「抗菌処理」と書かれている場合もあります。実際には「抗菌処理」=「銀蒸着処理」なのだそうです。こんなフィルターには「観賞魚用には使用しないで」と注意書きがあります。 「魚に悪いものを人間やペットが飲むなんて」と短絡的に考えないでください。体を通過する水の量が魚に比べうんと少ないのですから。また、蓄積の度合いや代謝も充分には解明されていません。毒にならずに抗菌作用を発揮してくれる微量を上手に利用しましょう。何事も過剰はよろしくありません。 (2006年12月25日 23時59分28秒)
詳しくありがとうございました。
確かに猫の鼻水と私の傷には効いたので、微量で利用しようと思います。 ただずっと使い続けるのではなく、寒い冬場とか鼻水が酷い時限定で。 良いことばかりが書かれているページを鵜呑みにしないで自分で調べることも大切ですね。 たまにさりげなく現れるパパさんに出会え感動しました(^^;) (2006年12月26日 09時30分02秒)
たまたま検索してこちらに参りました。
通りすがりで申し訳ありませんが、ひとこと。 コロイダルシルバーはうちでは常備薬として常にないと不安なものです。 結構私も最初は「金属」ということで抵抗があったのですが、使っていた方からの感想で取り入れました。たまたま保護した猫の里親探しを何度かしてますが、猫風邪や具合が小さい子には抗生物質は強くて使いたくないので、コロイダルを使います。 具合が悪い時期だけ大量に与えますが、問題はないですね。むしろ私自身が抗生物質を飲むと、妙にだるくなって問題部分は治るけど体のバランスが崩れるように感じているので小さい動物には本当に最小限、緊急時に与える方がいいと思っています。 飲み水やご飯に混ぜたりすると効果的ですよ。 うちの子は昨年膀胱炎になってしまったのですが、高倍率のコロイダルシルバーで改善しました。お高いし、量もたっぷりあげないといけないんですが効果は感じてます。私自身も傷や咽喉風邪、口内炎に使ってます。 (2007年06月10日 14時05分04秒)
ひろさんこんにちは。
コロイダルシルバーの説明を読みますと極細のRO(逆浸透圧膜)をなんとか通過できる大きさのようですね。 生物の細胞膜はROと同等ですので、細胞に容易に入り込める事になります。 また銀の殺菌作用については昨年ようやくその一部が解り始めたばかりです。まだ正式に学会で認められたものではありませんが、非常に有力な研究成果です。ある種のRNAに銀が結合し生命活動に必要な酵素を造れないようにしてしまい、結果、細胞内に浸透圧で入る水が排出されなくなり、風船が割れるように細胞膜が破壊されてしまいます。銀に接触して細胞が破壊されるまで丸一日位かかる理由はこのような仕組みで説明できます。単細胞生物は確実に死にますが、多細胞の人間は一部の細胞が破壊されても補える細胞は多くある為顕著な毒性が出現しないと説明できます。(植物は別の生命メカニズムなので死にません。乳酸菌の一部は植物の生命メカニズムなので死にません。) しかし、ちょっと考えてみてください。細胞が破壊されても銀は無くなった訳ではありません。体外に排出されない限り何度でも繰り返し取り込まれるのです。また、環境に排出された銀は単細胞生物や小動物を犯し続けるのです。特に銀イオンが集まる湖沼の水生生物の生態系に影響がでます。これが実は無視できない量なのでアメリカ等では浄水フィルター等への銀使用が禁止されるに至ったのです。 私も銀の殺菌効果は認めますし安易な抗生物質の使用には反対なんですが、排泄された後の環境汚染まで考えなくてはならないんじゃないでしょうか?決して都合の良い魔法の薬では無いのです。 (2007年06月10日 16時59分17秒)
ひろさん、はじめまして。保護活動お疲れさまです。
うちの子とよく似た体質でいらっしゃるようですね。 この記事にコメントくださったということは、ここだけしかお読みいただいてないのだと思いますが・・・・・・関連記事もご覧いただければ幸いです。 「ナノ粒子」は子猫である http://plaza.rakuten.co.jp/tappo/diary/200612270000/ 銀の毒性、メラミンの毒性 ~危険の性質を理解しよう~ http://plaza.rakuten.co.jp/tappo/diary/200705190000/ (2007年06月10日 21時14分24秒)
随分遅れた返事で申し訳ありません。
以前コロイダルシルバーのことで書き込みました。 教えていただいた資料を読んで「今までどれだけの量を与えただろうか」と考え込んでしまいました。 それよりも今、カエルが激減しているという状況で、水生生物に影響があるというのがショックです。 銀スプーンはどの程度の効果が期待できるものでしょうか? (2007年07月08日 19時07分58秒)
ひろさん、お久しぶりです。(^O^)v
銀スプーン効果はですね、パパさんいわく「ほとんど無い」とのことです。 「ほとんど無い。だから良いんだ。ほとんど無いけど、全然効果が無いわけじゃない」って言ってます。 あれからもう1つ記事が増えました。参考になれば幸いです。 銀の毒性、鉛の毒性~歴史の教訓~ http://plaza.rakuten.co.jp/tappo/diary/200706160000/ (2007年07月15日 10時03分31秒) |
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