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のんびり・ゆっくりダイエット

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2020/09/23
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柏原八幡宮の目の前には







画像左の自動販売機のところに観光案内所・・
その目の前に







織田神社

織田神社「織田権現」は
織田信勝を祭神として祀られています・・
信勝には子が無く
柏原藩主織田家は三代52年で廃絶・・
信勝の母は除封されたことを嘆き其の邸跡に霊廟を祀り
織田神社・織田権現として
町衆からも篤く信仰されてきたそうです

元禄8年(1695)大和宇陀から織田信休が転封されてくるまでの
45年間は幕府の天領となっていました

現在地の古市場には
文政年間(1818~30)に東奥大谷から移され
信勝の命日5月17日に例祭が行われるそうです・・








その前には天然記念物「木の根橋」







樹齢1000年とも推定される巨木で
目通り幹径6.4m・・樹高21m・・枝張各25mを測る
丹波市内では最大のケヤキで
本樹の根の一本が太く成長し
直下を流れる奥村川をまたいで対岸の地下にもぐり込み
長さ10mにも及ぶ自然の橋梁を形づくっていることから
「木の根橋」と呼ばれています





画像は丹波市のホームページからお借りしました


その形成過程については明らかではありませんが
本樹の縁辺は万寿元年(1024)に創建された
柏原八幡神社の参道にもあたり
奥村川に架けられていた土橋に沿って根が延びたものと
考えるのが妥当なようです・・
現在の奥村川は
織田信包(のぶかね)の開いた第一次城下町時代に堀割として
利用するため拡幅され深くなったもので
今・・
我々が目にする木の根橋をとりまく景観は
この時代に形づくられたと言ってもいいのかもしれません・

ケヤキは奥村川の水を養分にすくすくと育ちましたが
まわりには道路があり車も多く通るという環境の中で
病気を抱えています・・

これまでの道や橋の工事で根を切ってしまったため
そこからナラタケモドキというキノコの菌が根に入り込んで
根を枯らしています
このキノコの菌は木が成長している形成層(樹皮のすぐ下)を
食べていくので木にとって一番大切な生きている部分が
ダメになってしまうそうです
この菌が入って形成層を食べつくしてしまうと
その後から木の中の方の芯材を食べる新たな菌が侵入し
最後にはスポンジのような
ドロドロ・スカスカの状態になってしまうそうです







ケヤキの周辺は
アスファルト等で地面が覆い尽くされ
地中の根がどうなっているのかわからなかったそうです
数年前の町道舗装工事に際して
道路下の根の張り具合を調査したところ
太い根はほとんど見つからなかったそうです
そこで
丈夫な根の育成を行うとともに病気にかかっている根を治療し
いつでも根の状態が観察できるように
また根に空気や水が届く状態にすることを目的として
観光案内所横の道路と織田時神社前の道路の下に
高さ最大1m程度の空洞を設けることにしました
川のない橋のような状態です・・







道路下の根を調査した結果
周囲にはこれだけの大きな幹を支える根が
ほとんどないことがわかりました・・
もし・強風等で幹が折れるようなことがあれば
このケヤキにとっては致命傷となるため支柱を設置したそうです







現在
このナラタケモドキ菌を死滅させる特効薬はありません
しかし・・
そのままにしておくと
菌がどんどん生きている部分を食べていってしまうため
菌が入り腐っているところをできるだけ取り除き
ナラタケモドキ菌の天敵である菌を散布し
菌の勢いを弱め本来ケヤキが持っている生命力を助ける治療を
行っているそうです・・

続く・・


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Last updated  2020/09/23 11:30:15 AM
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