テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:映画館で観た映画
【原題】Reign over me 2007/米 【監督】マイク・バインダー 【出演】 アダム・サンドラー/ドン・チードル/ジェイダ・ピンケット=スミス/リヴ・タイラー/サフロン・バロウズ/ドナルド・サザーランド 【お話】ニューヨークのマンハッタン。歯科医のアランは、ある日、大学時代のルームメイト、チャーリーを街で見かけ声を掛けるが、彼は気づかずにそのまま去ってしまう。その後、アランは再びチャーリーと遭遇、言葉を交わすが、驚いたことに彼はアランを覚えていなかった。彼は9.11テロで最愛の妻と娘を亡くして以来、すっかり心を閉ざしてしまっていたのだった。そんなチャーリーのことが気がかりでならないアラン。彼自身は歯科医として成功し、美しい妻とかわいい娘2人にも恵まれ、幸せな人生を送っているかに見えたが、実際には公私両面で問題を抱え、苦悩を深めていたのだった。そんな2人は次第に一緒に過ごす時間が多くなり、ニューヨークの街をさまよい昔のように遊び回るようになるのだったが…。 少し前にミニシアターでの鑑賞を逃してしまって残念に思っていたのですが、新聞屋さんに名画座の無料券をいただいたところ、ちょうどこの映画をやっていたので日曜日に観に行ってきました! もうすぐDVDは発売になるのですが、スクリーンで観るのはやっぱり良いですね。 最愛の妻と娘3人を9.11テロで亡くしたチャーリー(アダム・サンドラー)。 歯科医として成功し、妻娘と幸せに暮らすアラン(ドン・チードル)。 ある日再会した2人ですが、チャーリーはアランのことを思い出せない程、心に深い傷を負っていました。 マンションの管理人と会計士としか話さず、家ではキッチンのリフォームとゲーム三昧で、亡くなった家族の話をしようとするとパニックに陥る… 妻の父母も遠ざけ、家族のことを思い出すものは全て自分から排除しようとしているように思えました。 そんな時アランに出会い、学生時代のように一緒に音楽を聴いたり映画を観たり、アランにとっても家庭や仕事から解放され、自分の人生を見直す機会になります。 チャーリーの奇行が気になるアランは精神科医のアンジェラ(リヴ・タイラー)の協力でセラピーを受けることになりるのですが、辛い現実から逃げようとしてしまいます。 ようやくアランに家族のことを話し始めるようになったチャーリーの姿を観て、涙が溢れてしまいました。 でもチャーリーは本当に家族を忘れてしまいたいとは思っていないのではと考えられるシーンはありました。 家族と暮したマンションにずっと住んでいることも一つだと思いますし、家族が喜ぶようにとキッチンのリフォームを何度も何度もし続けていること… アランと出会ったことで少しずつでも心を開いている彼をラスト近くでは感じることができましたし、いつか家族のことをパニックにならずに思い出せる日が来ると良いなぁと思いました。 9.11を題材にした映画は心が重くなるので避けてきた私ですが、この映画は色んな部分で重くなり過ぎず、家族を失った遺族の悲しみだけでなく、幸せな夫婦の直面する問題なども出てきたりして、本当の幸せって何だろうと自分の生活も見直すことができました。 家族が健康で幸せに暮らせたら何も言うことはない…はずなのですが、生きているからにはどうしても「不平・不満」はつき物のような気がします(._.) たまには何も考えずにいたいから、映画を観るのかもしれません(^.^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
June 18, 2008 03:06:59 PM
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