昨年の七五三のことなんて古い話題になってしまうけど、昨日からの着物つながりで。

　私が被布を作ることになったのは、単に、ハンドメイド好きが嵩じて・・・というわけでもなく、ちょっとした理由があって。
　私の実家の方で、三歳の七五三は被布を着せるから、お宮参りの掛け衣装のように買ってあげるわ。と言ってくれてました。
　旦那の実家の方では、旦那の妹達が使った帯があるからその帯ですればいい。と。
　
　さて、どうしたもんかと、双方納めるには「私が被布作っちゃいました♪」が最良策かしらと思って作ることにしました。

　着物系は中学生の時「一研究」で浴衣を縫って以来ですよ。そんなもの、経験に入らないよね。
　でも、その時、祖母や母に教えてもらった、和裁の知識や着物の知識は多少役に立っています。今思えば人生の中で一番役立つ一研究だったかも。

　浴衣はすべて手縫いでしたが、今回はミシンで出来るところは、ミシンでだだだだだだっとね。


スタジオでとった写真をトリミングしてのせました。

はじめてでも縫えるこどものきものという本から作りました。
　一回型紙をおこして娘に当てたら、丈も長くて大きくって、かなり手直しをして本番に。
　手提げも髪飾りも作りました。
　
　メゾピアノとかSEIKO　MATUDAとか色んなブランドから被布が出ているので色々見て参考にしながら、衿を大きめにしたり、色々なサイトをみて、花ボタンもチクチク。背中の守りに小さな花ボタンも付けました。
　表は別珍（ベルベット）のワインカラー。
　ちりめんにしようか別珍にしようか迷ったけど、別珍が変わっていいなと。

　色はね、もう、ピンクにはこの色！とビビビときました。
　シックな感じになって個人的に好きな取り合わせになりました。

　こだわりの襟元の画像も。
　　　　　
　手提げの生地と花ボタンの生地は裏地に使った生地。エンジの菊の柄。

　表地・裏地どちらもキンカ堂池袋KN店で購入しました。

　手提げもはじめてでも縫えるこどものきものからです。手提げのお花は本当は髪飾りにしようと思ったけど、「地味」と母に言われ手提げの飾りにしました。（でも、正月にひい婆さんらにひ孫の着物姿を見せてやったときに髪飾りとして使ってみました。）
こんな感じ。


　ピンクの髪飾りは、手持ちのはぎれやレース、ビーズをちょっとづつ付け足しながら形にしました。

　写真撮りとお参りを別の日にしたので髪型と飾りが微妙に違ったりして。

　重ね衿は和柄のリボンで代用。

　とにかく大変だったのは、掛け衣装の肩上げ、腰上げ。掛け衣装はお宮参りの着物の店【京の初着屋】さんで。母方の実家で買うモノだそうで、娘が生まれたときに私の実家で買ってくれました。呉服屋さんとか見に行ったりもしたんだけど、あまり気に入る物がなくってねえ。その時、育児雑誌にこちらのお店のURLがあって、のぞいてみたらかわいいのがいっぱいありました。
　この掛け衣装は、総絞りで刺繍の文様が入っていてすごくいいものでした。言うことなし。
　
　そのご縁で京の初着屋さんには、肩上げ、腰上げのことを何度も質問して、その度丁寧に相談にのっていただきました。本当に感謝感激です。
　
　被布もそうなんだけど、娘、小さいので、上げ寸も大きくって苦労しました。頑張ったけど、写真屋ではかるーくダメだし。すいません。私が上げたんだよ～！！

　旦那の実家では帯！って言ってたけど、これだけ上げたりして着物自体も重いし（それだけいい着物って事なんだけど）、三歳は被布だわね、と思いました。
　それでも、その30年ものの帯を着せて写真は撮ったけど、さすがの娘も最後の方は「きつい」って言ってたし、これでお参りは無理でしょう。
　
　これから、三歳・七五三の方、頑張って、被布作るってのはどうですか？

　ちなみに家の娘。着物＆草履大好きで、被布も「ままが作ってくれたの～」と大喜び。
　今でも着物が着たくて、かえって困ってしまうくらい。
　
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▼楽天ブックス
はじめてでも縫えるこどものきもの

▼キンカ堂池袋KN店
◇綿別珍無地カラー2

◇綿ちりめん和調Pt花柄

▼きもの処えりよし

三歳児用　お草履　ピンク地台に友禅桜柄
草履はこれにしました。