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2006年06月04日
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テーマ:■道具拝見(460)
カテゴリ:味のある ナイフ

スリップジョイント肥後守・カスタム

スリップジョイントとは、ナイフの開閉時
背中のバネが効いて、簡単に開閉ができない仕組み。
いまだに、ナイフの世界では根強い人気のある機構です。
今回肥後守に、この機構を取り入れた品のご紹介。(購入品ですよ)(笑)

以前一度「肥後守」の郷愁に関して、 肥後守 定駒 (私的 3丁目の夕日)
という題でこのブログに書いた。
前回は、「昔のよき時代の」話だった。
今回は現代版の話。(^^)

肥後守は、現在でも一箇所(一軒)
(<かね駒>こと 永尾元祐氏)
昔ながらの製法で作られていると聞く。
肥後守「特別鍛造青紙本割込」
肥後守「特別鍛造青紙本割込」

ナイフ愛好家の中には、ノスタルジーはあるが、
使いずらいと話す者も少なくない。

その理由は、ロックが無いことにある。
チキリと呼ばれる尾を、親指の腹で押さえながら使う。
この方式を考えた人も偉いが、西洋風のロックにはかなわない。

ロックには、歴史がある。
その昔は折りたためるが、「ぶらぶら」しかねない危険?なナイフの時代から、
スリップジョイントの考案で、広く折りたたみナイフが広まった。
スプリングが利いていて、安易にたたまれないことが人気だった。

また、たたむ時は、ジーンズなどに当てて片手で閉める。
今でもある意味、ナイフに慣れた人は
ロックがあるものより、好んで使っている。

スリップジョイントが考案された後、長い時間を経て、
ロックバックの考案がなされた。
一気に折りたたみナイフへの人気が出た。
その後各社から、数多くのロックシステムが考案されていった。


形・大きさは標準肥後守と瓜二つ

肥後守は、旧方式といわれても仕方が無い仕組み。
しかし、日本では廉価すぎる価格が理由で
あっという間に、当時の子供たちまで広まった。

当方も、「刀狩」前を経験している。
小学生の時は筆箱やポケットに入れていても、
それを、とがめる人はいなかった。
鉛筆削りはもちろん、
木の加工によく肥後守を使った。
自分で輪ゴムピストルから船まで作った。

現代版では、形・雰囲気をそのままに作られたものは少ない。
しかしそのような中でも、このナイフは、「肥後守」でありながら
「スリップジョイント」「単一鋼材のステン系鋼」
使いやすい。そして楽しみも大きい。


苦労の後が見られるチキリとスリップジョイント

肥後守カスタム・スリップジョイント
ハンドル長95mm 幅17mm
ブレード70mm
61g

鍛造ではないが、しっかりしたチキリが付いている。
ずいぶん苦労した形跡がある。
実は構造上このチキリがあるがために
スリップジョイントの仕組みが入れずらい。

高級なステンレス鋼で、切れ味もよい。
思わず、皮の専門家に頼んでケースを作ってもらった。
当方の「お気に入り」のナイフ。






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Last updated  2006年06月04日 20時47分17秒
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