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カテゴリ:ドイツ職業訓練システム
職業訓練期間中は、日々の仕事内容を報告する、「訓練内容報告書」というもののが義務づけられている。
職業によっては、ノートにその日にやった作業、業務内容を書くだけで良い場合もあるようだが、貴金属細工師では、新しく学んだ技法、作品のつくりかた&完成図(ジュエリーデザイン画)付きの報告書を毎月マイスターに提出する。 一応、週に一枚以上、というのが理想的なのだが、職場の仕事内容上報告することが乏しい月もあるし、特に2年目、3年目になるにつれて、段々新しく習った技術、というものが少なくなるために、多少のレポート数のばらつきは仕方がない。 とにかく、報告書の枚数=学んだ技術、つくった作品の数、であるわけだし、手順、技法を自分でまとめる、という作業で、復習にもなり、弟子にとってはとても大切な作業のひとつなのであるが、いまいち人気がないようで、 「私、もう5ヶ月間分もレポート書いてないのよ~。どうしよう、何をやったかまったく覚えてない、、、、」 という話が職業学校では必ずあちこちで聞かれる。 (私も、2ヶ月怠けたことがあったが、さいわいつくった作品は手帳に書いておいた ために助かったが、きちんとためないでこなすのが好ましい) たしかに、少々面倒な作業だが、資格試験の際にも、この報告書を提出することが受験資格のひとつとなっているくらい、見習いにとっては大切なものなのだ。 この報告書も、いまだに、研修生や、彫金教室生徒さんの課題を考える際に役に立っている。 職業訓練内容報告書。3年半分、3巻 (資格試験の際の、特別賞受賞作) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月23日 01時09分34秒
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