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テツの「PuraVida!」日記

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2007/05/17
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カテゴリ:カテゴリ未分類



≪内容≫    Y君の球蹴り教室でのあれこれ


≪場所≫    東久留米市のとある団地内の公園


≪登場人物≫  Y君(12歳)  セニョ君(31歳)

          アニ君(6歳)  オトウト君(5歳)





【 夕暮れ時のキッズでいっぱいの公園。
  Y君・セニョ君がチャリンコで登場。 】





 セニョ君    「さすがにまだ明るいから混んでるなー。」



 Y君      「うん、あっちの端っこでやろうよ。」





【 自転車を停めるふたり。 】





 セニョ君    「それじゃあさ、まずは弱い力でボール蹴ろう。」



 Y君      「うん、わかった。いくよー。
          うわ、思いっきり蹴っちゃった・・・。
          窓ガラス割れちゃうから危ないよね。」



 セニョ君    「そうだよ、気をつけような。」





【 その周辺をチャリンコでかっ飛ばす
  赤い長靴を履いたアニ君と、
  水色の長靴を履いたオトウト君。 】





 アニ君     「うおーん、うおーん。」



 オトウト君   「こらー、待ちなさーい。」



 Y君      「明るいとさすがに子供が多いな・・・。」



 セニョ君    「うん、確かにな。よし、いくぞー。」





【 微妙な坂をチャリンコで下るオトウト君。 】





 オトウト君   「ナムロ、行きまーす。」



 セニョ君    「・・・・・・・・・。」



 オトウト君   「タムロ、行きまーす。」



 セニョ君    「・・・・・・・・・。」



 オトウト君   「アムロ、行きまーす。」



 セニョ君    「ああ、ガンダムのアムロか(笑)。」





【 広場が空いたので移動するY君・セニョ君。 】





 Y君      「ああ、よかった。
          やっぱ広いとこの方がいいよね。
          人も気になっちゃってたからさ。」



 セニョ君    「そっかそっか。
           よし、ここなら強く蹴っていいよ。」



 Y君      「よっしゃ、いくよ。おりゃー。」





【 セニョ君の後ろにチャリンコを停めて
  話しているアニ君・オトウト君。 】





 アニ君     「ああ、サッカーやってる。見ていく?」



 オトウト君   「いいけど、でも危ないよねー。」



 セニョ君    「・・・・・・・・・・・・・。」



 オトウト君   「だって当たったら怪我しちゃうじゃん。」



 セニョ君    「大丈夫、当てないようにするからさー。」



 アニ君     「よかった、当てないようにしてくれるってさ。」





【 Y君のキックが逸れ、
  オトウト君のチャリンコにボールがコツン。 】





 セニョ君    「ああ、当たっちゃったね。ごめんね。」



 Y君      「ほんとにごめんね。」



 オトウト君   「うん、大丈夫だよ~。」





【 キックの続きをするY君とセニョ君。
  コソコソ話をしているアニ君とオトウト君。 】





 アニ&オトウト 「い~~~れ~~~て~~~。」



 セニョ君    「うう、かわいい・・・。
           Y、どうする?
           ちょっと一緒に蹴ってあげる?」



 Y君      「そうだね、そうしよう~。」





【 Y君が弱いボールをふたりに蹴って、
  それを思いっきり蹴り返すアニ君・オトウト君。
  そこに加わらずちょっと離れて見ているセニョ君。 】





 アニ君     「うおりゃー。」



 Y君      「ナイスキーック!」



 オトウト君   「僕にも蹴らせてよー。」



 Y君      「わかった、いくよー。」



 オトウト君   「#$%&*?&%$!!!」



 Y君      「ははは。」





【 おばあちゃんが登場。 】





 おばあちゃん  「あら、すいませんね~。」



 セニョ君    「いえいえー。」



 オトウト君   「あれ、おばあちゃん料理のままだ。」



 おばあちゃん  「ああ、エプロン着てるからね。
            おばあちゃん先に帰ってるからね。
            すいませんけど、よろしくお願いします~。」



 Y君      「はーい。」





【 今度はお母さん登場。 】





 お母さん    「ああ、ありがとうございます~。」



 セニョ君    「いえいえー。」



 アニ君     「あ、お母さん。見ててねー。おりゃっ!」



 お母さん    「ああ、上手くなったね~。
           おばあちゃんも心配してるから
           そろそろ帰ろうか。」



 オトウト君   「うん、わかったー。
           じゃあ僕が最後に蹴ったらね~。
           よっしゃ、おりゃ!」



 Y君      「ナイスキーック!!!」



 お母さん    「遊んでくれてありがとうございました。」



 Y君      「どういたしましてー。」



 アニ&オトウト 「じゃあ、またね~。」



 Y君      「うん、またね~。」





【 アニ君・オトウト君・お母さんを見送るY君 】





 Y君      「ああ、本当に楽しかった!!!」





【 その後にやったなわとびで新記録を樹立。 】






       ≪ おわり ≫









 『どういう時でも人は
  さりげなく補い合って生きている。』


            作家・よしもとばなな







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Last updated  2007/05/18 03:15:43 PM
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