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≪内容≫ Y君の球蹴り教室でのあれこれ ≪場所≫ 東久留米市のとある団地内の公園 ≪登場人物≫ Y君(12歳) セニョ君(31歳) アニ君(6歳) オトウト君(5歳) 【 夕暮れ時のキッズでいっぱいの公園。 Y君・セニョ君がチャリンコで登場。 】 セニョ君 「さすがにまだ明るいから混んでるなー。」 Y君 「うん、あっちの端っこでやろうよ。」 【 自転車を停めるふたり。 】 セニョ君 「それじゃあさ、まずは弱い力でボール蹴ろう。」 Y君 「うん、わかった。いくよー。 うわ、思いっきり蹴っちゃった・・・。 窓ガラス割れちゃうから危ないよね。」 セニョ君 「そうだよ、気をつけような。」 【 その周辺をチャリンコでかっ飛ばす 赤い長靴を履いたアニ君と、 水色の長靴を履いたオトウト君。 】 アニ君 「うおーん、うおーん。」 オトウト君 「こらー、待ちなさーい。」 Y君 「明るいとさすがに子供が多いな・・・。」 セニョ君 「うん、確かにな。よし、いくぞー。」 【 微妙な坂をチャリンコで下るオトウト君。 】 オトウト君 「ナムロ、行きまーす。」 セニョ君 「・・・・・・・・・。」 オトウト君 「タムロ、行きまーす。」 セニョ君 「・・・・・・・・・。」 オトウト君 「アムロ、行きまーす。」 セニョ君 「ああ、ガンダムのアムロか(笑)。」 【 広場が空いたので移動するY君・セニョ君。 】 Y君 「ああ、よかった。 やっぱ広いとこの方がいいよね。 人も気になっちゃってたからさ。」 セニョ君 「そっかそっか。 よし、ここなら強く蹴っていいよ。」 Y君 「よっしゃ、いくよ。おりゃー。」 【 セニョ君の後ろにチャリンコを停めて 話しているアニ君・オトウト君。 】 アニ君 「ああ、サッカーやってる。見ていく?」 オトウト君 「いいけど、でも危ないよねー。」 セニョ君 「・・・・・・・・・・・・・。」 オトウト君 「だって当たったら怪我しちゃうじゃん。」 セニョ君 「大丈夫、当てないようにするからさー。」 アニ君 「よかった、当てないようにしてくれるってさ。」 【 Y君のキックが逸れ、 オトウト君のチャリンコにボールがコツン。 】 セニョ君 「ああ、当たっちゃったね。ごめんね。」 Y君 「ほんとにごめんね。」 オトウト君 「うん、大丈夫だよ~。」 【 キックの続きをするY君とセニョ君。 コソコソ話をしているアニ君とオトウト君。 】 アニ&オトウト 「い~~~れ~~~て~~~。」 セニョ君 「うう、かわいい・・・。 Y、どうする? ちょっと一緒に蹴ってあげる?」 Y君 「そうだね、そうしよう~。」 【 Y君が弱いボールをふたりに蹴って、 それを思いっきり蹴り返すアニ君・オトウト君。 そこに加わらずちょっと離れて見ているセニョ君。 】 アニ君 「うおりゃー。」 Y君 「ナイスキーック!」 オトウト君 「僕にも蹴らせてよー。」 Y君 「わかった、いくよー。」 オトウト君 「#$%&*?&%$!!!」 Y君 「ははは。」 【 おばあちゃんが登場。 】 おばあちゃん 「あら、すいませんね~。」 セニョ君 「いえいえー。」 オトウト君 「あれ、おばあちゃん料理のままだ。」 おばあちゃん 「ああ、エプロン着てるからね。 おばあちゃん先に帰ってるからね。 すいませんけど、よろしくお願いします~。」 Y君 「はーい。」 【 今度はお母さん登場。 】 お母さん 「ああ、ありがとうございます~。」 セニョ君 「いえいえー。」 アニ君 「あ、お母さん。見ててねー。おりゃっ!」 お母さん 「ああ、上手くなったね~。 おばあちゃんも心配してるから そろそろ帰ろうか。」 オトウト君 「うん、わかったー。 じゃあ僕が最後に蹴ったらね~。 よっしゃ、おりゃ!」 Y君 「ナイスキーック!!!」 お母さん 「遊んでくれてありがとうございました。」 Y君 「どういたしましてー。」 アニ&オトウト 「じゃあ、またね~。」 Y君 「うん、またね~。」 【 アニ君・オトウト君・お母さんを見送るY君 】 Y君 「ああ、本当に楽しかった!!!」 【 その後にやったなわとびで新記録を樹立。 】 ≪ おわり ≫ 『どういう時でも人は さりげなく補い合って生きている。』 作家・よしもとばなな お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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