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カテゴリ:映画をみました
4月10日(金)のお誕生日の方、おめでとうございます。今日の誕生花は「山桜」で、花言葉は「あなたにほほえむ」です。今日も寒いようです。 山桜といえば名刺ですね。花言葉が「あなたにほほえむ」とは、名刺会社の方は、花言葉から社名をつけたのでしょうか?
今日は段々と雨が降り出して次第に本降りの雨に。傘を忘れずにお出かけ下さい。歓迎会からの家路は雨に光った花びらで更に白くなってしまいそうです。 私は、スタンドカラーのシャツに厚手のセーターを着て、ストールで首を巻き、マオカラースーツで防寒します。
《今日のモットー》 着実に。
《昨日の天気と出来事》 昨日は、寒い日でした。一昨日も寒かったので、ビジネスマンの方は、冬物のコートをあらためて着ていらっしゃいました。女性の方は、ベージュのコートで防寒です。
映画「妻への帰路」を観ました。最近、交感神経を上げたくない私としては、ほんのりした映画で、鑑賞後も落ち着いていました。
以下は日経新聞の記事から チャン・イーモウ(張藝謀)監督とコン・リー(鞏俐)の名コンビが『王妃の紋章』(2006年)以来、8年ぶりに組んだ新作。 最初に登場したときのコン・リーの、肌にきざまれた年輪につい見入ってしまう。あからさまにキャメラにさらされる中年の素肌は役柄を一瞬で印象づける。 時代は文化大革命の1970年代。彼女、馮婉玉(フォン・ワンイー)の夫、陸焉識(ルー・イェンシー)(チェン・ダオミン/陳道明)は、文革以前の反右派闘争の時代に「右派分子」として僻地(へきち)の強制労働所に送られた。以来十数年、苦労してひとりむすめを育ててきた。 その夫が、逃走したという。連絡をとってきたら、すぐに通報しろ、と党指導員は命じるが、そんなことはできない。彼女は夫を愛しているのだ。だが、駅で会おうとした際、夫は逮捕されてしまう。 ここまでは導入部。3年後、文革が終わり、ルーは名誉回復して帰ってくる。 かつての名作で、アンリ・コルピ監督の「かくも長き不在」(60年)というフランス映画があった。第2次大戦中、ナチに捕らえられたきり消息のわからない夫を待ちつづける妻をアリダ・ヴァリが演じた。ある日、帰ってきた夫らしき男は、記憶を喪失していた……。 あの映画の夫と妻を逆にしたのが、この映画のシチュエーション。3年のあいだに妻には何かがあり、夫のことが認知できなくなっていた。ほかの人は判別できるのに、なぜかルーの顔だけが、彼女の記憶からぬけ落ち、また、何度会っても新たな記憶もできない。 その原因はわかってくるが、恢復(かいふく)はかなわない。ルーはさまざまな方法をつくし、それが二人の愛の軌跡となっていく。 社会的な告発よりもメロドラマ的な展開のうまさのほうがつよいが、チャン・イーモウ作品らしい、あきらめずにつよく生きていく人間像が感動をよぶ。1時間50分。 ★★★★ (映画評論家 宇田川 幸洋)
[日本経済新聞夕刊2015年3月6日付]
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最終更新日
2015年04月10日 08時15分14秒
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