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カテゴリ:映画をみました
4月11日(土)のお誕生日の方、おめでとうございます。今日の誕生花は「ミヤコワスレ」で、花言葉は「忘れられない人」です。今日も寒いようです。 和名の由来は、承久の乱にて佐渡に流された順徳天皇がこの花を見ると都への思いを忘れられるとの話によるとされ、この由来によって花言葉は「別れ」や「しばしの憩い」などともいわれる
今日は雨が降って傘の花咲く天気です。傘を片手にお出かけを。午後は雨が止む時間が長くなりますが、一旦止んでも夜まで傘をお持ち下さい。 私は、完全防寒で外出します。
《今日のモットー》 着実に。
《昨日の天気と出来事》 昨日は、寒い日でした。私は寒さに耐えられず、非常に不愉快になりました。スプリングコートではこの寒さには太刀打ちできません。 映画「バードマン あるいは無知がもたらす予期せぬ奇跡」を観ました。映画の評価は、観る人の価値観やその時々の心の様子によって大きく変わります。また、映画評論家は、あらんばかりの表現力と、映画を世に紹介する人としてそれぞれの映画への期待を読者に伝えていきます。私も映画を多く観る者だと思いますが、この「バードマン」はアカデミー賞作品賞と監督賞を受賞したからといって、希望と楽しみを込めて観に行くと、大きく裏切られます。特にこの映画の劇場予告編は作品の内容を差し替えた、完全なる詐欺ですから、要注意です。
以下は日経新聞の批評から ↓
今年のアカデミー賞で、作品賞はじめ、監督、脚本、撮影と、主な部門で賞を独占した話題作である。 主人公は、かつて『バードマン』というスーパーヒーロー映画で世界的な人気者になった俳優という設定だ。この主人公・リーガンを演じるのがマイケル・キートン。ここに本作のキモがある。キートンは、『バットマン』で大スターになった役者だからだ。 だが、『バードマン』の成功から20年経(た)ち、リーガンは過去の人になっていた。彼はブロードウェイの舞台に立ち、自らの主演と演出でシリアスな俳優として新境地を開こうとする。俳優の孤独というテーマが描かれるが、ユーモラスなタッチで面白く見せる。 リーガンの出る劇の原作は、村上春樹の日本語訳で知られるレイモンド・カーヴァーの小説だ。これが第2の重要な趣向である。カーヴァーの主題はつねに、痛切に愛を求める人の悲喜劇で、その結果、死や惨事を招くこともある。リーガン自身も、結婚に破れ、麻薬中毒の娘に愛を乞う人なのだ。カーヴァー原作の劇中劇と、リーガンの実生活が重なり、主調であるユーモアに、徐々に苦い味わいが交じってくる。その按配(あんばい)がじつにうまい。 リーガンの舞台は、プレビュー公演で予期せぬ事件を続発させる。俳優同士の駆け引き、鞘当(さやあ)てを描くバックステージ映画としての面白さも相当なものだ。リーガンのライバルの役者に扮(ふん)するエドワード・ノートンの好演が光る。 初日に向けて絶体絶命の危機に追いつめられたリーガンの前に、「バードマン」が出現して……。 手持ちカメラによる長回しが活用されて、ハリウッドの大作というより、実験映画のような生々しい臨場感がみなぎっている。そこに芸術派監督アレハンドロ・G・イニャリトゥの高度な技術的達成が見られる。2時間。 ★★★★ (映画評論家 中条 省平)
[日本経済新聞夕刊2015年4月3日付]
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最終更新日
2015年04月11日 08時15分47秒
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