翌朝、ホテルに荷物を預けて、まずはHちゃん希望の「知恩院」へ。
学生時代ここからよくバスに乗った三条京阪から、斜め斜めに歩いて
白川の石橋を渡りました。この風情は、とても素敵でお気に入りです。
お天気が崩れるそうで、なにやらとても蒸し暑いです。京都らしいです。
今、修学旅行シーズンのせいか中学生の姿をあちこちで見ました。
数組のグループと一緒になり歩きました、みんなで知恩院へと向かい
ます。目の前に大きな山門が、見えて来ました。徳川二代将軍秀忠が
建立したという世界最大の木造の山門で、高さ24m、横幅50m、
屋根瓦は7万枚というスケールの大きさには、びっくりです。今年は
法然上人ご入滅後800年に当たるそうで、バスツアー客など多くの
方がいらしていました。その山門をくぐり、高い天井を見上げました。
目の前にそびえる石段に、またびっくり。息が上がるかと思いきや、周
囲の新緑の美しさを愛でながら上がっていたら、あっという間でした。
知恩院は、浄土宗の総本山です。七不思議のひとつ、左甚五郎が魔
除けのために置いたと伝わる、御影堂屋根のひさしに見える忘れ傘を
見つけに向かうと、ちょうど今から説法があるのでと、口の付いた「南
無阿弥陀仏」の御札を頂きました。少しだけ聞いて、その場を離れました。
東側の道を通り、円山公園を通り抜けようと歩いていたら、人だかりが
見えました。何かと思って近づくと、坂本龍馬と中岡慎太郎の像でした。
なるほど。これなら納得です。これから、ねねの道を通って高台寺へと。