このたびHちゃんがJTBで、新幹線+ホテルのプランを利用して
えらべるサービスクーポンをもらいました。いろいろあるのですが、
高台寺の拝観料をサービスしてもらいました。行きたいと思ってい
たので、嬉しかったです。普通に行くと、大人600円になります。
豊臣秀吉の正室・北政所ねねが1606年に、秀吉の菩提を弔うため
に開創した寺です。1624年、建仁寺の三江和尚を開山として迎え
高台寺と号しました。造営に関して徳川家が財政的援助をしたので、
豪華でしたが度重なる火災で、今あるのはわずか。重文指定、多々。
勅使門を入り、方丈の前を通り唐門を抜けると、受付。ウグイスが、
とても素敵な声で鳴いていました。新緑の向こうに見えているのが
「遺芳庵(いほうあん)」という、高台寺を代表するお茶室です。
こちらは重文の開山堂。こちらには高台寺第一世の住職を弔う塔所で
あり、ねねの兄夫婦の像もあります。そしてこの周りの庭園は、小堀
遠州の作。国の名跡・名勝に指定され、桃山時代を代表する庭園です。
秀吉とねねをお祀りしている、お霊屋。中は撮れませんが、ねねと
秀吉の木造が安置されています。ここの須弥壇や厨子に描かれて
いる高台寺蒔絵は、あまりにも有名。太陽光線で痛まないように、
透明なアクリル板が張ってありました。いつ見ても美しいです。
これは傘亭と時雨亭。利休の意匠による茶席であって、伏見から
移建したもの。時雨亭は2階建て。今回、期間限定で傘亭に上がって
お茶が、千円で飲めるみたいでしたが、時間の関係上諦めることに。
滅多にない良い機会なんでしょうけれど、仕方がありませんね。残念。
嵯峨野の竹林を思わすようです。見事に美しいです。筍が生えて、その
まんま伸びていました。よく手入れされた竹林を愛でながら下りました。
久しぶりに高台寺に来られて、本当によかったです。緑も美しかったです。