USB-Cの時代に
前回は、USBを介したDACに関するものでしたが、此れ迄のPCに接続して使用されるそれらのUSBには色々な形式が存在し、USB規格の進化に伴うなったUSB1.0からUSB2.0、そして3.0や3.1、3.2と続き現在は3.2規格のGEN1とGEN2に規格名称が変化しております。それらの規格の他にも、異なる接続プラグ形状がいくつも散在しており、AタイプやBタイプ、そのマイクロタイプという小型化された物もありますが、それらとは全く別な規格と形状が進化したUSB-Cという物が現在の主力に変わりつつあります。USB-C規格は、スマートホンでも採用されており、規格的により進化したと思われていたapple社製に採用されたライトニングタイプのプラグが他社採用のUSB-C規格よりも更に高性能である事から、その後の二者の成り行きがどうなるか見ものでしたが、結局は多勢に無勢という事で現在の最新appleも遂にUSB-C端子に統一された様です。当方は、それらの世の移り変わりを殆ど無視してPCに別売のオーディオボードを搭載する事で現時点でのハイレゾ規格音源の再生にも対応出来る様にして来たのですが、前回の記事にありました様な理由で今後の将来性をも加味した最近のUSB-DACの進化の様子を一気に振り返って見る事となったのです。当然ではありますが、それらの全部という訳ではありませんが、その中の幾つかの製品を実際に使用して見た結果、現在のUSB-C接続機器の32Bit、381000hという規格を実行する為には、それなりのハードルが存在する事や、指定したUSB-C規格での動作を安定した状態で実行する為には、其々のPCや機器の性能と機能を使用可能なする為の必要条件が存在している事が判明したのでした。元々pcに関するAudio系統の規格というものは、映像系統と比べればかなり御座なりにされた部分と言えると思うのですが、無線接続やブルーツース接続に比べたUSB、最近は特にUSB-Cによる外部DACとの接続による高性能?ヘッドフォンやイヤーホンとの接続使用の事。そして、それらのUSB-C接続機器流行のおまけやおこぼれ的とも感じられる、PCをそれらの機器と接続して用いるという手法ですが、USB-C端子が搭載された最近のPCでしたら問題はないかと思われますが、少し前のPCで、USB-Cを搭載していないタイプの場合は、USB-2やUSB-3規格の USB-A端子とUSB-C端子を接続する為の変換コネクターや変換ケーブルが必要になるのですが、そのコネクターやケーブルの規格がUSB-3規格であれば一応の対応は可能な筈ですが、 USB-2規格の場合はデータ転送能能力が1/10~1/20に落ちる事から接続したDACの規格と能力性能を使い切れなくなるので注意が必要です。