納庄麻里子　チーマリの日記

発表会が終わり、ぼちぼちレッスンが始まっていまして
発表会での楽屋裏のお話を色々聞いています。

初めて発表会に参加した子が、演奏を終わり帰って来たら
小学生のお兄ちゃん、お姉さん達に
「上手だったよ」と褒められて嬉しかったとか
大人も子供も関係なく、交流しあっていたらしいです。

お友達の曲を聴き、「あの曲が演奏したい」とか思っているようです。
ある子が、体験レッスンの時に聴いた曲が忘れられず発表会で演奏したいと言い、
その子の演奏を聴いて、また年下の子がその曲に憧れています。


私はいつもホール内から身動きせず、ずっとみんなを送り出すところにいますので
楽屋裏でどんな事が行われているのか、お話を聞くだけです。


何年か前にも書いたことがありますが、以前別の教室に勤めていた時に
私は今と変わらず、一生懸命レッスンをし、生徒さんを発表会に送り出していましたが
半数以上の生徒さんが、出番を終え、しらないうちに帰られていた事にびっくりしてしまいました。

今、そんな人は誰一人いなく、また参加している人みんなが
音楽を愛する「仲間」意識がはっきり感じられます。

それが本当に嬉しくて。
誰が教えた訳でもなく、自然に、励ましあい、慰めあう仲間になっている事。
既に「レッスン」の域を越えていると思います。

そして今、ご病気の生徒さんをみんなが自分の事のように心配しています。

どうしたら元気になってくれるか、みんな知恵をしぼってくれていて
そんな心優しい子供たちの姿を見ていると、本当に嬉しく、心強いです。

早く元気になってくれるよう、みんなでお祈りしましょう。