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カテゴリ:ニュース
幼児虐待のニュースをやっていた。
被害者は3歳の男の子。 「息子がぐったりして動かなくなった」 父親から連絡を受けて、その男の子は病院に運ばれ、死亡が確認された。 体重は7キロ。 体には痣(あざ)があった。 「おむつが取れないから、しつけのため」 犯行は、男の子の父親の内縁の妻によるもの。 食事は数日に一度、コーンフレークを与えるだけだった。 父親は、 「そんな事をすると大変な事になるぞ」 と言いながら放置していた。 警察はこの父親と内縁の妻を殺人の容疑でも追求する方針。 許せない。 そう私が言っても、どうしようもない事。 7キロと言ったら2リットル入りペットボトル4本の重さよりも軽い。 悲しすぎる。 男の子には姉がいる。 姉もやはり、虐待を受けていた。 近所の人の話しによると、 夜中に裸足で、姉は一人で歩いていた。 「どうしたの?」 近所の人は尋ねた。 「私が悪いんだから」 と、姉は言った。 「親は悪くないんだから。私が悪いんだから」 そう言っていた。 だけど近所の人は児童相談所に通報。 姉は保護される事になった。 姉の話しでは、弟は虐待を受けていなかった。 「私だけが、怒られているのだ」 と。 しかし、姉が保護された事により、矛先が弟に移ったのだろうと思われる。 近所の人の話しでは、その頃から男の子の顔が痩せ細り始めた、との事だった。 何の為に生まれて来たのか? 被害者の子供を思うと、いたたまれない。 加害者が、自分の保護者なのだ。 他人に殺されたのならば、親が悲しんでくれる。 「犯人をぶっ殺してやる!」 そう言ってくれる親がいる。 だけど、この子は違う。 死んでも、悲しんでくれる人がいない。 そんな所に、生まれて来てしまったのだ。 だけど、子供は、親しか頼る者がいない。 自分がどんなに酷い目に遇っていても、親をかばう。 「自分が悪いんだ」 と言う。 秋田県の、実母に殺害された彩香ちゃんも、そうだった。 良い子が、死んでゆく。 弱い子ではなく、良い子だ。 人の強い弱いは、相対的なもの。 幼い子は、親より弱いに決まっている。 だから、強い弱いは関係無い。 親思いの、良い子だ。 学校でのイジメの原因。 いじめている側に、「何故?」と理由を訊くと、一番多い答えが、 「無抵抗だから」 だそうだ。 弱いから無抵抗なのではない。 良い子なのだ。 優しい子なのだ。 人を傷つけるのがイヤだから、いじめられる側になってしまう。 それが結果、弱い立場の人間になってしまう。 「やられたら、やり返せ!」 私がそんな事を言っても、子供達には届かない。 こういう事件。 親が馬鹿なのだ。 「弱い者はいじめてもいい」 そういう環境で育って、子供を持ってしまったのだ。 今の若い親は、多くがそういう環境で育って来ている。 だから、学校でのイジメ問題が解決しなければ、幼児虐待はずっと続く。 おいっ! 政府っ! 教育改革だと?! いじめる側の人間の立場で、改革はするなよ! 頭の良い子供でも、悪い事をすれば罰は与えられる。 政治家でも汚職をすれば、刑務所に送られる。 学力よりも、良い事と悪い事の判別ができる方が大切だよね? 学校教育が社会問題と繋がっている事は、分かるよね?! 高い学力の子供を増やして犯罪者を増やすんじゃダメ! 改革をするんなら、声を上げられない弱い立場の者が、 幸せになれるような改革にしなきゃダメ! 「もし自分の子供が学校でいじめられてるとしたら?」 そういう、 もし、自分が立場の弱い人間だったら?という事を想像して、 「それを無くすには、どうすればいいか?」 を考えてね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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