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カテゴリ:テレビ番組
土曜日の深夜後、午前零時半頃、NHKで星新一の番組をやっていた。
勿論、星さんが出演する番組ではなくて、星さんの作品を放送したのね。 星新一って、日本のSFをメジャーにした3人のうち1人。 後2人は、小松左京と筒井康隆ね。 今生き残ってるのは筒井さんだけ。 番組では小説をアニメや演劇にしてたけど、なんか、ちょっと残念な感じだったわね。 小説は文字を読んで、それを読者が頭の中に展開して楽しむものなのにね。 それが、誰かの解釈で絵になったものを、放送したんだからね。 でも、星さんの作品がテレビで放送されたのは、やっぱり嬉しかったわね。 SFは、元々想像力が豊かな人じゃないと、本を読んでも楽しめない分野なのね。 頭の中で、イメージが広がらないの。 だから、そういう人は、 「映画は面白いけど、小説はつまらない」 って言うのよね。 映画は映画で面白いけど、やっぱり小説は面白いのよ。 左脳で文字を読みとって、それを右脳に展開する。 これが読書ね。 だから読書は、脳を鍛える為に有効なのよ。 昔ラジオで小説を朗読する番組があって、そこで私は、初めてSFと出会ったのよね。 筒井さんの「乗越駅の刑罰」や「佇む人」。 それからラジオドラマで小松さんの「日本沈没」も放送されてた。 面白かったわ~。 文字が音になって脳に入ってくるだけだから、映像は自分自身で頭の中に創り出すのよね。 実際に読書をするのに近い感覚だったわね。 子供に本を読んで聞かせてあげる。 こういう事も、子供の脳の発育にはかなり効果が有るんだと思うわ。 今のお父さんお母さんって、子供に本を読んで聞かせてあげてるのかしら? 本を読まない親の家庭で育った子供は、本を読まない種類の人間に育つんだわよね、きっと。 やっぱり本を読むって、良い事だわよね。 星さんの作品を目にして、昔本の虫だった頃を思い出して、とても懐かしくなりました。 内容は満足しなかったけど、NHKさんには感謝だわね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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