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カテゴリ:弘法大師の言葉
「滅せざるは法なり、墜さざるは人なり」
(性霊集 大唐神都青龍寺故三朝の国師潅頂の阿闍梨恵果和尚の碑) 弘法大師が師である恵果和尚が亡くなられた時にその碑の 文章を弟子を代表して作られました。 滅しないのは法である。それを墜さないように 守っていくのは人である。 どんなに優れたものであっても、人が守っていかないものは すたれてしまう。 4月22日の徳島新聞の投書で 「しきたり衰退は時代の流れ」という意見がありましたが 古くから伝えられているものが、自由を束縛するという名のもとに 伝えられなくなることは残念なことです。 「もしは尊、もしは卑、虚しく往きて、実ちて帰る」 (性霊集 大唐神都青龍寺故三朝の国師潅頂の阿闍梨恵果和尚の碑) (恵果和尚のもとを訪れるものは)皆、何も持たないでやってきて 満ち足りて帰っていく。 弘法大師の言葉の中で、私が最も好きな言葉がこの言葉です。 恵果和尚に対する弘法大師の最大の賛辞があふれ出ています。 自分のところにやってきた人には、縁があります。 満ち足りて帰ってもらうというのは難しくても、 せめて気持よく送りたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年05月24日 14時34分03秒
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