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テーマ:本のある暮らし(3210)
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先日、奈良ビブレの地下に啓林堂書店が店舗面積を大幅に広げてリニューアルオープンしました。奈良で最大級というので覘いてみると、昔あった駸々堂書店(現無印良品)のような品揃えで南都書林(現有楽)的な配置の店になっていました。
面白そうなものは・・と物色していると、 仏像ワンダーランド奈良 奈良の仏像ばかりを扱った情報誌が置いてあり、阿修羅ブーム恐るべしという感じを受けました。それを買いもせず(我が家には父の遺した写真集など寺や仏像に関する本が山積みになっているので)、ふと、子供の頃すごく気に入っていた本が置いてあるかどうか気になって、児童書のコーナーに行きました。 その本は「春駒のうた(宮川ひろ著)」という病気で片足が不自由になり引きこもってしまった子ども(圭治?)と大事な孫が障害を持ったことにたいする怒りや悲しみで心を固く閉ざした祖父、そして祖父に従う祖母の心を新しく赴任してきた小学校の先生(園田先生?)がゆる~く(時に過激ですが)解きほぐしていくというお話なのです。熱く、性急ではなく、相手の歩調に合わせてというところも好きですが、なんと言っても、「桜はポッという音を立てて咲く」と言っておばあ(祖母)が先生に教えるシーン大好きで、桜のポッを一度でいいから聞いてみたいとずっと思い続けて早ン十年。子供の頃の記憶なので、内容にはだいぶ違っているところがあるかもしれませんが・・。 大人になってから、もう一度その本を手にしたいとずっと探しているのですが(当時は偕成社文庫)、いまだに見つけられていません。チビクロサンボが出版できなくなったような理由で今は出版されていないのでしょうか?!書店で注文するか、直接、偕成社に問い合わせるという手もあるとは思うのですが、偶然手にしたときの感動というのは半減どころか・・という理由でしていません。でも、まだ探し続けたいと思っています。 子供の頃からの勝手な想像で東北地方の話ではないかと思っているのですが、想像はまちがっているのでしょうか? それとは関係ないけど、児童書のコーナーには伝記の本がありますよね。 見ていると、一休や野口英世など私たちが子どもの頃に読んだお馴染みの伝記に並んで、本田宗一郎が置いてあるのに「なるほどねぇ」と感心していると、手塚治虫、藤子不二雄など、私たちの子どもの頃には現役だった方が伝記になって鎮座しておられ、もっと驚くことに、「松井秀樹」って・・・まだ生きてるやん!それも現役! 時代は変わるものですねぇ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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