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地球ブログ

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April 1, 2018
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テーマ:海外生活
カテゴリ:メキシコ

パスポートを持ち始めて早30年、海外で生活をし始めて早23年半。

今回の本帰国直前、人生で初めてパスポート紛失するという大失態を犯してしまった。

無くした場所は、多分、いや絶対にローカルの銀行内。というか銀行窓口の兄ちゃんがパスポートをキープしていると思われる。

実は、帰国予定日前日、現地通貨を日本円に替えるべく、お昼ごろに銀行に出向き、その際にパスポートを提出したのだけど、返却してもらってない、と思われる。

その日2回銀行へ行っており、と言うのも1回目に送金金額の間違いがあり、オフィスに戻ってからそれに気付き、再度銀行へ行き直す羽目になった。

2回目の申請においても、送金申請用紙とともにパスポートを提出したのだけど、終わった後、その金額をチェックする事に気を取られた事、その直後に電話が鳴り、電話を取ってしまった事、また銀行側としても、セマナサンタの休暇前でバタバタしていたようで、兄ちゃんがパスポートのコピーを撮った後、返し忘れた事(多分)が重なり、パスポートを兄ちゃんから受け取っていないと思う。

銀行から会社に戻って、来客があり、その後直ぐにスタッフ10数名と送別ランチ会。

そこでビール3本飲み、ほろ酔い気分でオフィスに戻り、最後の自分の机周りの整理をしようと思っていたところで、突然オフィス内にマリアッチ・バンドが出現。

それから社内で大送別となり、午後9時過ぎまで、みんなからテキーラを飲まされ、結局潰れてしまった。(その辺りの記憶は曖昧)

そして翌日。(搭乗日)

少し二日酔い気味だったので、朝の散歩でリフレッシュした後、ホテルで最後の荷物チェックをしている際に、パスポートが無いことに気付く(汗)

先ずは、会社に戻り、自分のオフィス内を探すも見つからない。

そこで、前述した通り、「銀行だー」と気付くも時既に遅し!

というのも、セマナサンタに突入しており、当然銀行は休みで、来週月曜までの4日間のClose

その銀行とは会社業務関係でも使用しているので、弊社のファイナンス部長がその銀行内で誰か知り合いがいないかと、藁にもすがる思いで彼に電話をするも、休み中なので電話を切ってやがった。SOSのメール・メッセンジャーを送るも結局2日間反応無し。

休み明けまでは待てない、と言うか、23年ぶりに帰国するのに、パスポートを紛失して会社へ行けません、では格好がつかない。

また新年度始業日の4月2日は、報告会議、各部署への挨拶回りのスケジュールがびっしりと入っている。

何か策がないかとネットで「パスポート紛失 海外」で検索してみると、なんと、パスポートを再発行しなくても、「渡航書発給申請」を大使館に行えば帰国出来るとの情報を入手。

しかし大使館も休みに入っていて、基本的に来週月曜まで業務はClose

ダメ元で、今までメールでコンタクトさせていただいていた領事さんと担当日本人へメールを打った所、数時間後に返信があり、必要書類さえ提出出来れば、明日にでも渡航書を発行していただけるとの事。

必要書類というのは、

1,警察署が発行する紛失/盗難証明書

2、戸籍原本

3、写真(旅券サイズ)

2、の戸籍謄本については、原本ではなくスキャンデータで対応していただけるとの事。(原本は後日郵送する必要有り)

当日のフライトに乗ることは、その時点で諦めていたので、翌日のフライトに乗ることが出来れば、何とか4月2日の出社に間に合うな、とゴールが見えれば、焦りの気持ちがなくなり、意欲が高まった。

先ず1、の紛失証明を取るべく動き始めたが、最初に行った市の中心にある大きな警察署では、セマナサンタでCloseだと言われ、ガックリ!

しかし諦めるわけにいかないので、今まで住んできた家のエリア(ナウカルパン)にある警察署に行った所、ラッキーなことに担当職員が数名残っており、必死のお願いの末、作成してくれる運びとなった。(但し袖の下を払えばという条件で。。)

ということで、結構時間が掛かりながらも無事入手。

2、に関しては実家の父親に電話をし、謄本を直ぐにゲットしてもらった。お願いした時間はメキシコ時間の午後6時を過ぎていたが、日本時間では午前9時。(時差に感謝!)

ただ問題となったのは、スキャンデータ。実家にPCと複合機はあるものの、年寄りではスキャンデータの作り方が全く分からず、よってファクスで藤本のコピーをオフィスに送るようお願いするも、それも何故か送れないらしい。。

困ったなあ、と思った矢先に、実家の方に来客(若いかた)があり、またまた藁にもすがる思いで、その方にお願いし、何とかデータを受け取ることが出来た。

3、に関して、最初は一番簡単かな、と思っていたけど、セマナサンタで写真屋が全てClose

Office Depot, Office Max,のコピーサービスカウンターへ行くも、担当者から写真撮影とプリントのサービスは行なっていないと言われ、絶望状態に。

しかし諦める訳にはいかず、結局自分が持っている写真データを会社のプリンターで打つ事を決め、深夜会社に戻った。

写真コレクションをチェックしたが、申請用として使えるマトモなものがなかったが、一番マシなもの(それでも顔の後ろに多少の影が残る)を選びプリントした。

という事で、取り敢えず全ての書類が整った。

翌日、大使館に出向き、いくつかの書類用紙に書き込みをし、何とか提出した。

写真について、普段であれば窓口ではねられるレベルの写真だったので、何か言われるのでは、とビビっていたが、何も言われなかった。

多分、非常事態だし、セマナサンタで街角の写真屋が閉まっている状況を解ってくれていたのだろう(と勝手に想像。)

「帰国のための渡航書」という1回きりの、帰国するだけの為のパスポートを受け取ることが出来た。

受け取った時、涙が出そうなくらいの感動を覚えた。

セマナサンタの休暇中にもかかわらず、わざわざ僕のために、領事、日本人担当者に来て仕事をしていただき、感謝感激!

と同時に、迷惑を掛けてすいません、今後はしっかりと管理していくぞ、という気持ちになった。

でも、ホント、大使館って頼りになるなあ、と今更ながら思い直した。

今まで大きなトラブルが無かったので、そういう意味では大使館の存在価値、有り難みを感じて本帰国出来たのは、良かったと思う。

あとフライトに関しても、ANAの心遣いに感謝。

元々へ変更出来るチケットではあったものの、当日チェックインカウンター(Last minute)で、明日へのフライトの変更を依頼したところ、結構な時間を掛けて空きシートを探してもらい、それも無料で変更してもらった。

海外駐在の最後に、このようなドタバタ劇、「不幸中の幸い」というか何とも言えない苦い経験が出来、良かったのかな?

そりゃ、最初から自分がしっかり注意をしていればこんな事は起きなかったのだけど、最低限のダメージコントロールが出来、終わり良ければすべて良し、という感じかな。

公私の公の方も、メキシコでの終わりはこんな感じだったなあ。。(涙)

Mucahs gracias y hasta pronto, Mexico! Viva Mexico!!











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Last updated  April 1, 2018 09:27:52 AM
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