ニキーチンの知育遊び
子どもも4人目ともなれば、今更専用のおもちゃの買い足しなぞもしないものである。一人だけポンと年の離れたおまけちゃんだけに、いろいろと処分したものもあるけれど、お祝いでいただいた木製のがらがら等はとってあったから重宝した。乗りもの類は兄貴のキイが、という以上に亭主殿が現役で遊んでいるから事欠くことがない。おままごともナンがレストランごっこに使う用に大ぶりのものを残しておいたので、ちょうど今ゼロが使いやすいらしく、お皿にホットケーキを載せて私にサーブしてくれたりする。うなるとか身振り手振りで大概のことを済ませてしまっててんで語彙の増えないゼロだが、大好物のこれはくっきりはっきり発音するのだ。「ケーーキ。」はい、どうもありがとう。 私が思うほど子どもはのってはくれなかったけれど、趣味でとっておいたのがこれ。ニキーチン積木・模様作り(小)価格:6,825円(税込) このお店では現在品切れなのだそうだが、画像がわかりやすいのでお借りした。在庫があるお店のリンクは下の方に貼る。知育玩具の古典、ニキーチンの積木である。EDU TOY の走り。パズルの一種なのだが、これが案外侮れない。スピードを競うとなると親より子のほうがすいすいできたりする。 我が家における最初の持ち主であったリンが、最近ゼロと遊ぶツールとして使用している。秋山仁だの山崎直美だの、数学パズルが大好きなリンは、数年ぶりにあらためてこれを引っ張り出してみて、そのシンプルな魅力をあらためて堪能しているらしい。姉たんが腕組みして新しい模様を考案している横で、ゼロは単なる色積木として積み重ねるのにご執心。いいんじゃないでしょうか。夏休みになることだし、ナンやキイにもまた触らせてみよう。ニキーチンの知育遊び価格:1,901円(税込) B・P・ニキーチン著 匹田軍次訳 暮しの手帖社ニキーチン模様づくり・小価格:6,825円(税込) 木のおもちゃ 対象年齢:2歳頃から サイズ内容:1ピース2.9cm立方/16個入り 収納布袋つき ↑テキストと、積木。 旧ソ連のというと今ではそれだけで切り捨てる向きもありそうだが、松田道雄の『育児の百科』などとは基本的なところで通底している育児本。試行錯誤しながらそして周囲の無理解をくぐり抜けながら、7人の子どもをのびのびと健康に知的に育てあげたニキーチン夫妻の考え方とそこへ至るまでの道程は、↓こちらに更にくわしい。ニキーチン夫妻と七人の子ども価格:1,600円(税込) レーナ・ニキーチナ ボリス・ニキーチン 匹田軍次・匹田紀子訳 暮しの手帖社 子どもの生命力を信じる、という点で、ニキーチン夫妻の著書にはずいぶん背中を押してもらった気がする。 レーナさんのこんな著書も出てたのか。実は彼女の職業は司書なので、そのあたりにも興味がある。子育てにおける本の位置づけについては、上の本でも少し触れられている。母親であることを学ぶ価格:1,631円(税込) レーナ・ニキーチナ著 匹田紀子訳 暮しの手帖社↓よろしかったら押してください