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これなんだかわかりますか???
ドイツで犬税を納めるともらえる納税鑑札。犬税法によると「犬は戸外ではこの鑑札を
常に身につけ、治安局から要求があった場合には、提示できなければならない」とのこと。
EU加盟国は近年になって次々と犬に関する課税を廃止。現在ドイツのほかに犬税が
あるのは、 オーストリア、オランダ、フィンランド、スイス、チェコなど。
2008年の統計によると、ドイツでは、約820万匹の猫に次いで、ペットとしては二番目に多い
約550万匹の犬が飼われています。ドイツの犬の飼い主が、動物病院やペットショップでの出費、
犬のトレーニング費、犬の税金などトータルすると、犬一匹にかかる経費は、年間
約1000ユーロ(130000円)と言われています。 従って、ドイツでは犬は「贅沢品」と
いうことで、現在も犬税が課されています。
犬の飼育頭数の増加を制限するのが、目的のひとつだったプロイセン王国の犬税。
これが背景となって、現在でも引き継がれています。そのため犬の頭数が増えすぎると
困る 都市部 では犬税の額は高く、例えばベルリンでは1頭目が120ユーロ(約15,000円)
/年、2頭目以降1頭につき180ユーロ(約21,500円)/年、ケルンでは1頭につき
156ユーロ(約19,000円)/年と高額。一方都市部を離れ、人口が少なく一軒家の多い
地域では、 年間35ー50ユーロ(約4,200ー6,000円)程度となっています。
税額と使途に関しては各自治体に決定の権限があり、ドイツ全国すべての自治体において
犬税が課されているのです。
それでは、犬税の使い道は?
巷ではよく「道ばたに放置された糞の処理」や「ドッグランの設置」「ティアハイム
( 動物保護施設 )への援助」など、ドイツの犬税が「犬のために使われる」と思われ
がちですが、それは飼い主側の誤解あるいは思い込み。
従って、「犬税により、犬の糞の処理は清掃局がしてくれる」と思い込んでいる人が
多く、ドイツの都市部のあちこちで犬の糞の放置が後を絶ちません。ちなみに、
ベルリンの現行法では糞の放置に対し罰金35ユーロ。
しかし、犬税は犬の飼い主たちの期待とは裏腹に、役所や道路の修繕など、ほとんどは
犬とは関係のないところに使われているのが現実だそうですよ。
2010年にドイツ全体で徴収された犬税額は、約2憶5千8百万ユーロ( 約309憶円 )
にも上ったというから、自治体にとってはおいしい財源なのです。
一方、ニャンコには税金はかかりません。
というのは、猫にも犬同様税金を賦課しようとしましたが、農民たちが猫はネズミを
とってくれる動物であって、犬のような愛玩物としての贅沢品ではないとの、猛反対
をうけたからそうです。でも、最近のニャンコはネズミを捕りませんから、またぞろ
ニャンコにも税金を賦課する動きが、あるかもね・・
そんな犬に税金のかけられるドイツですが、動物保護意識は日本では考えられないほど
高いのです。保護団体は、約700団体、500余の動物の家、80万人の会員がおり、
ヨーロッパの中では最大規模となっています。動物の家はすべて民間のもので、遺産
贈与や寄付とボランティアで成り立っています。
ドイツでは、日本のような< 殺処分 >がありません。
動物たちは里親が見つかるまで、テイアハイムにいることが出来るからです。
一方日本の場合はどうでしょうか?
日本では捨て犬、迷い犬は保健所や動物保護センターなどに連れて行かれ、5~7日
は保護されます。その期間が過ぎても新たな飼い主が見つからなければ、殺処分と
なってしまうのです。
その数は、2006年で年間12万頭、一日あたり323頭というのですから、驚きですね!!
家族同様な生活を送ってきたのにもかかわらず、看取られずに殺処分となるワンコの
気持ちを思うと・・・
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