全て
| カテゴリ未分類
| 旅行
| 食べログ
| 御朱印行脚
| 映画
| 音楽
| 日々雑感
| 悠愛倶楽部
| 入賞したのだ・・
| 東北の想い出
| おもしろ画像
| ミニチュア・ハウス
| キリバン
| キリスト教と仏教
| 正しい日本語
| 園芸
| ファッション
| 孫との時間
| 文化・伝統
| 政治
| ブロ友
| 高齢化社会
| 短歌・俳句・川柳
| 美術
| 社会問題
| 文学
| コレクション
| 写真
| ウイーン回想録
| 旅行記
| 創作
| テレビドラマ
| お散歩 。。。
| お散歩
| ドール・ガーデン
| 記念日
| 健康
| お買い物
| アメショー
| オペラ
| 改修
| ブログ
| 私の履歴書
| 記憶に残る写真
カテゴリ:カテゴリ未分類
開花したお花は長く咲いていて欲しいものです。 10月~4月まで楽しめるパンジー・ビオラ、春から秋にかけてのペチュニア・ マーガレット、晩秋から春に次々と咲くユリオプス・デージなどを植えこめば、 1年を通してお花を楽しめるかもしれません。
一方、ハイビスカスにしても山茶花にしても、開花まで長い時間を要したのに、 その美しい花を一日で閉じ、直ぐ散ってしまいます。
花の命は短くて 苦しき事のみ多かりき
林芙美子が晩年、色紙に書いた短詩の言葉通り、まさに花は短い命。 彼女のデヴュー作品で代表作品となったのが、自らの日記をもとに放浪生活の 体験を書き綴った自伝的小説の< 放浪記 >。
< 私は宿命的な放浪者である。私は古里を持たない…したがって旅が古里であった> との出だしで始まる「放浪記」は、第一次世界大戦後の暗い東京で、飢えと絶望に 苦しみながらも、したたかに生き抜く「私」が主人公。尽くした「島の男」との 初恋に破れ、夜店商人、セルロイド女工、カフエの女給などの職を転々とします。 ひどい貧乏にもめげず、あっけらかんとした姿が多くの読者をひきつけました。
菊田一夫脚本森光子主演で、1961年に東京の芸術座で初演されて以後、同劇場での 公演回数は通算2000回以上を数えました。森光子没後は仲間由紀恵が主役を引き継ぎ、 上演されています。過去に3度映画化されているという、ロングランの作品ですね。
林は、女性を花にたとえ、楽しい若い時代は短く、苦しい時の方が多かったと、自らの 半生をこう詠いあげたものと、これまで思っていました。
ところが調べてみると、この前後の詩があったのです。
花の命は短くて 苦しき事のみ多かれど 風も吹くなり 雲も光るなり
< 多かりき >で止めるのと、< 多かれど >と次の句へつなげたのでは、句全体の 印象が全く違ってきます。すなわち、苦しい事もつらいこともあったけど、そのような 状況でも魂の救済は、なにかにつけてあったのだと、私などはポジテイブにこの句を 捉えますが、みなさんはどのように解しますか???
さてさて、皇子のブログ記事でかってチョ~人気があったのが、< 中東放浪記 >。 サウジ王家のエレナ姫と皇子のラブロマンス。
既に読んだことのあるブロ友さんも数名おられると思いますが、アンコールに応えて 再掲載・・・・
目の前に広がる砂漠は渺渺として、二人の行く手を阻むように、 幾重もの稜線を 描いていた。
( 皇子さま、果たして逃げ切れるのでしょうか? )
( 姫、案ずるな。この皇子が命に代えても、お守りいたします。 )
サウード王家主催の晩さん会で、エレナ姫は一目で悠愛皇子の恋の虜になって しまった。洒脱な会話、毅然たるサムライ魂、そしてなによりもその優しい目に、 惚れたのであった。
しかし、ロイヤルファミリーの王女と皇子とはいえ、イスラムと神道ではあまりにも 違いすぎる。中東で一二を争う美貌の持ち主のエレナ姫には、各部族の皇子達 から 結婚の申し込みがきていた。サウード王は今宵結婚の相手を申し付けると、エレナ姫に 言いわたしたのだった。
好きでもない相手に嫁ぐわけにはいかない。エレナ姫は悠愛皇子と手を携え、 恋の逃避行を決意したのであった。
二頭のラクダの足跡だけが、何処までも砂漠の中に続いていった。 やがて砂漠を真っ赤に染めた夕日が、地平線の彼方に落ちていく。
そして煌々たる月の光に照らされた、二人のシルエットがぽっかりと浮かんだ。
( ミュージック・スタート!!! )
( 姫、この砂漠を抜ければ、紅海に通じます。そこまで行けば、なんとか なるでしょう。 )
希望という明日が、決して約束されているわけではなかった。ただ、この旅を そしてこの時間を、共有できることだけで二人は、幸せであったのかもしれない。
二人の行く先を照らすように、満天の星が何処までも、道案内をしている。 そして 影法師が、ゆっくりとあとをついていった。
すると、砂煙をあげて追ってくる、黒装束のラクダの編隊が・・・サウード王 直属の秘密警察部隊に違いない。 ヒュ~~ルンと満月を横切って飛んできた矢が、皇子の肩を貫きラクダから 転げ落ちた。
どのくらいの時間が経ったのであるろうか? 目を開けた皇子の傍に、エレナ姫はいなかった。 そこにはただ、アラビックコーヒ・サーバーが・・・ サウード王家の秘宝である。
( ビビアンさんのBLOGから無断借用 )
エレナ姫形見の純銀製、アラビックコーヒーサーバーがこれ。 悲しい想い出を心の宝石箱にしまい、 100,000アクセスキリバン賞品として、 このサーバーを皇子は供出することにした。
そしていまは、ビビアン5 さんのキッチンに、このように飾られている。
ブログ村ランキング、応援してね ↓
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|