「ジェネラル・ルージュの凱旋」
海堂 尊氏の同名小説映画化第2弾です。原作は既に読んでおり、映画化されるというので行ってきました。「バチスタ事件」から1年後、という設定です。不定愁訴外来(別名・愚痴外来)医師の田口(役:竹内結子)と厚生労働省技官の白鳥(役:阿部 寛)は嬉しくもない(であろう)再会を果たします。それには、それぞれ彼らのもとには「救命救急センター長速水(役:堺 雅人)は業者と癒着している」という告発文が届いたからです。原作との違和感がちょびっと。速水の経歴から換算したら、40代始めのはず。しかし、演じるのは35歳の堺 雅人。見た目20代半ば~後半。若すぎる。役作りがすごくいい役者だから、原作の速水像はしっかり作られているんですが。このシリーズ、現役の医師が執筆されているので、色々な、かつ深刻な医療問題が出て来るので、ドキュメンタリーを読んでいるような気分です。速水のセリフ「あんたらは、救命救急センターがどうやって回っているのか、誰も疑問に思わなかったのか?」救急医療について考えさせられるセリフです。