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テーマ:海外生活(7789)
カテゴリ:パナマ国際ピアノコンクール
なんとここパナマにも「国際ピアノコンクール」なるものが存在したのです。
明日から行われる第2回パナマ国際ピアノコンクール けっこうビックリ。 第1回は一昨年行われ、今年は第2回だそうです。 2年に1回開催されるコンクールというものけっこうな頻度。 そして驚いたことに、コンテスタントの15人の中には日本人女性もいて、 審査員には、日本人ピアニストの海老彰子さんもいらっしゃる。 15人の出場者を、明日月曜の予選から、土曜日のファイナルまで、 6日間かけて選考していくそうです。たった15人を6日間かけて選んでいく。 そして前夜にあたる今夜、ロシアのピアニスト レオニード・クズミンを招いての オープニングコンサートということで、出掛けてきました。 クズミン氏のコンチェルトのお相手は、パナマ国立交響楽団。 ここパナマに「国立オーケストラ」なるものが存在したこともビックリ。 でもその実、パナマ大学芸術学部の学生など掛け持ち団員が多いんだそうです。 因みにこのパナマ大学芸術学部では現在、日本のJICA青年海外協力隊の方が ビオラを教えていらっしゃいます。 なんでこの音楽発展途上国のパナマにおいて、バイオリンではなく「ビオラ」を 教えているのか、も、ナゾです。 そんな「ビックリ」と「ナゾ」だらけのコンサートは、 馬蹄型の雰囲気はバツグンのパナマ国立劇場にて7時開演。 え~っ、こういう場合、ほんとうに7時に開演するの!?と半信半疑でしたが、 ほぼジャスト7時に始まりました。 でも案の定、開演はラテンタイムにならなくても、観客はラテンタイムの到着で、 演奏中、ぞろぞろと入ってきていたことは、言うまでもありません・・・・・・。 そして馬蹄型で雰囲気バツグンの素敵なホールなのに、 舞台裏が丸見えの舞台、ってのはどーなのよぉ・・・・・・・ ![]() ![]() ![]() (舞台の奥にカーテン一枚ひかないものだから、汚い舞台裏が丸見え。 こ、これは本番ではなく、ゲネプロかなにか!? と我が目を疑う。) ![]() ↑ パナマ国立劇場 Teatro Nacional の客席部分。 プログラムは、モーツアルトの魔笛序曲と、ショパンピアノコンチェルト1番。 えっ!?プログラムが2曲だけ!? というのも、ビックリ。 ショパンのコンチェルト1番。 けっこう好きなんですが、こんなにだらだらと長く感じたのは初めてでした・・・・・。 ええ、ラテンアメリカのクラシック音楽のレベルはビックリするほど低いのです。 中でもパナマは、サルサとかメレンゲ、クンビアといったトラディショナルの 音楽文化も持っていない国なので、 この国に「音楽」というカテゴリーはないんじゃないか、と、思われるほど。 今回のピアノコンクールにもパナマ人はエントリーしていないし。 アルゼンチンなど一部を除けば、音楽をやるほどの余裕がある国がない、 ともいえるかもしれません。 小中学校など学校における音楽教育も未発達です。 なので、学生が掛け持ちの「国立交響楽団」、 二管編成のオケでチェロが3本しかいないオケ、のレベルは、推して知るべし。 ここで私は多くを語りたくはありません ![]() ああ、がんばれパナマ ![]() ![]() ![]() クズミンの演奏はまあ素晴らしかった、のでしょう。 あのオケと合わせてしまった後なので、 アンコールの3曲を私は集中して聴くことができませんでした。ああ残念 ![]() わぁ、ここパナマで、ピアノのコンクールを観れるなんて♪と、 うきうきと出掛けた私でしたが、疲れた~~~~~~~。 今日の演奏を聴いて何より恐れたのは 「もしかしてコンクールのファイナルはこのオケとコンチェルトだったりする!?」 ってことでしたが、さすがにそれはなかったらしい。 コンクールは最後までソロみたいです。良かった。 コンクール本番も、明日から何度か覗く予定です。 さあ、何が出るか、楽しみなような、恐いような・・・・・・。
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