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テーマ:海外生活(7789)
カテゴリ:パナマ 風景 景色
今日はパナマの「赤い悪魔」をご紹介します。
「赤い悪魔」、スペイン語では、ディアブロ・ロホ Diablo Rojo とは・・・・・・。 こちら ![]() ![]() ![]() パナマの乗り合いバスです。 「赤い悪魔」と言われるにふさわしい外観でしょ~ 「赤い悪魔」って別に私たちが言っているだけではなく、 もちろんパナマ人がフツーに使っている言葉です。 新聞とかフリーペーパーとかでもよく、「ディアブロ・ロホ特集」が組まれてます。 このディアブロ・ロホ、見かけだけでなく、運転もまさしく「悪魔」。 まさに公道を我が物顔で走ります。向かうところ敵なし ![]() 最近、乗用車には対抗して負けじと走るようになった私ですが、 ディアブロ・ロホにだけはおとなしく道を譲ります。 乗ったことは・・・・・・、ありません。 一応私たちは乗ったらダメ!ってことになっていて。 半径数キロの狭い狭い新市街の中で、衣食住そして職場もコト済む、 そんな狭い範囲で生活している私たちには、このバスに乗る必要性がない、 ともいいますが・・・・・・。 行き先は、フロントガラスに大きく書かれています。 若い「助手」が開けっ放しの前扉から身を乗り出して行き先を叫んでもいます。 ディアブロ・ロホの後ろ姿がまた印象的。 良く描けてます~。 ![]() ![]() ![]() 「ジャパニーズ」風な模様が、何故か多いディアブロ・ロホの後ろ姿。 そしてハリポタに・・・・・、HEVINって誰だろね。 悪評はともかく、どれも良く描けてるんですよねぇ~。 ディアブロ・ロホを描く「プロ」でもいるんでしょうか。 中には「つの」を生やしたディアブロ・ロホも。 どっかの国のヤンキーな車のようだ・・・・・・。 ![]() 上から排気ガスを撒き散らすのも、やめてほしい・・・・・・・。 いくら「つの」を生やして虚勢を張っても、通勤ラッシュに巻き込まれると、 さすがに動きが鈍くなるようで。まさに渋滞中のディアブロ・ロホ↑。(あっ ![]() ![]() でもこのディアブロ・ロホ、 「これで走れるの?」と呆れるほどの整備不良で走っている乗用車やタクシーが 多いのと同様、整備不良甚だしい。 昨年末頃パナマ市内、ディアブロ・ロホで火災が発生。 窓は18cm開けた状態で固定、後部の非常扉もなかった(開かなかった?)らしく、 逃げ場を失った18人が車内に閉じ込められ死亡する、 という大惨事がありました。 その後、さすがに政府もバスの整備に関する取締りを厳しくし、 朝、抜き打ちで検査を実施、パスしなかったバスは運行禁止にしたため、 「足」を失った庶民が移動の手段をなくし大混乱になったり、 数ヶ月度々混乱した挙げ句、最終的に、 「検査を実施、合格したバスにしか運行許可を出さない」と なったハズだったのに、バスの運転手たちの大反対に合い、 何度かのストの挙げ句、譲ったのは政府・・・・・・・・・。 規制強化実施は延期。 ええ、結局、火災の教訓18人の犠牲、は何も生かされず、 そのままディアブロ・ロホは今日も、向かうところ敵なし!で走ってます。 (でもあれから数ヶ月、何か進展あったのかなぁ・・・・・・) 政府ですら「敵」ではなかったディアブロ・ロホ。 やっぱり「悪魔」だぁ~。 ディアブロ・ロホに乗る時には、いつでも逃げれる入口付近に乗りましょう! (ってコレ、海外生活の基本。エレベーターとかも! 強盗とかに遭った時に逃げ場を失わないために。) パナマシティ高層ビル群と共に、最もパナマらしい風景のひとつ、 ディアブロ・ロホ、なんですけど、ね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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