トシナルドの社会派コラム

俺はよく電車で老人や体の不自由な人に席を譲る。

座ると必ず辺りを見回して老人や体の不自由な人が
いないかチェックする。
別に正義感ぶってるわけではない。

車内モテ度（車内好感度）を上げたいという
全くもって不純な動機からだ。
しかし
いままでそれでモテたためしは無い。

席の前に立ってる人だけでなく、遠く離れて立っている
人にまで声をかけて席を譲ったりする
たまに声をかけている間に目ざといオバハンが、
俺の席にすかさず座ってたりする。

譲ろうとした人に
すんませーん席取られてまいましたわ。
というと、そのオバハンは不満げな顔で席を立つ。
過去に座るや否や寝た振りをして意地でもどかなかった
オバハンがいる。
さすが大阪だ。ある意味感心する。

しかし老人や体の不自由な人がいるのに
全く席を譲る気の無い奴や寝たふりをする奴が多い。
俺みたいな全く不純な動機でも、譲ってもらった人を
幸せにできるのであれば結果的には社会貢献してると思う

やらない善よりやる偽善。

席を譲って君もモテよう！
こんなキャッチフレーズがあってもよい

譲ったあとにさりげなくこの譲りっぷりにモテ度が
上がってないかチェックするが、
残念ながら、モテたためしがない。

席の譲りっぷりに惚れました！
と見知らぬ人から告白される
・・・なんてことはありえないな。
やっぱり。

前に人に席を譲ったあと、
ある駅で降りそびれそうになった。
そういうときは、
ドアが閉まりかけるとまず足を出し足でドアを止める。
靴一個スペースあれば十分。そこから手でドアを押しながら
体をねじ込む。ちょうど胸と背中がドアに挟まれる状態
にしてそこから力で開ける。
緊急時以外めったにしないがエレベータなどでたまにする。

この分厚い胸板はドアに挟まれるくらい怖くない。
しかし人間がドアに挟まれている姿を見て車内の人は
びっくりし、引いている。
さっきまで席譲ってた人がドアに挟まれ力でこじあげて
出て行く。皆あっけにとられている

電車で見かけた変な奴。

・・・俺もそう誰かに言われてるかもしれない。