新しい結婚式をプロデュース。その2
前回の記事・新しい結婚式をプロデュースにたくさんのコメントありがとうございます。おかげさまで風邪は全快しました。ありがとうございます。カテキン神話の崩壊の精神的ダメージはありますが。今回はそのコメントの内容にも触れつつプランの内容やワタベウェディングの社長の話にも触れて生きたいと思います。まず、ご友達が、勤めている幼稚園で結婚式をやったと言う話。ご祝儀なし、引き出物なしで、ケーキとジュースのお茶会でした。とのことだが、これはすばらしい!僕はものすごく好感が持てるのだが、まだ世間の人からは「お金がなかったんかな?」と言う印象を受けるかもしれない。この概念と言うか、先入観を取っ払わなくてはならない。”ジミ婚”というと安っぽいので、新たな名称の提案が急務である。しかし3,4組に1組の離婚率とは。離婚率がそこまで高いとは驚きである。御祝儀キャッシュバック保証は、”文化”として根付く可能性はある。ワタベウェディングの社長の講演で聞いたのだが、2001年の日本での婚姻届出数が約80万組、それが2005年には71万組に減り、2010年には40万組、2050年には20万組になると予想されている。これはまさに少子化時代の突入があるが離婚率の上昇により、ある意味リピーターが増え、多少予測より組数は増えるかもしれない。しかし、婚姻組数の減少は、日本や一部の先進国だけで世界的に見ると、人口は爆発的に増えているのでまだまだブライダルビジネスの伸長余地は無限大だそうだ。ワタベウェディングは海外挙式にいち早く目をつけ成長を遂げてきたが、今後は日本人の海外挙式だけでなく、現地の人たちの日本式の結婚式の普及にも取り組んでいくそうだ。グローバルな展開、豪華な結婚式はワタベウェディングにお任せして、それに対するトシナルドウェディングはどう展開していくのか。まず低価格戦略である。思い出重視、オリジナリティの追及にある。基本設定は、トシナルドウェディング側からは司会進行役とカメラマンの2名が同行し、結婚式場を使わずゲリラ的に結婚式を挙げるので会場費は安く抑えられる。かかっても施設の入場料くらいだ。司会を自分等でしたり、友人にカメラマン役をしてもらうことで更なるコストダウンも可能だ。ドリカムのコンサートで”未来予想図”を歌ってる5分間の間に結婚します宣言→指輪交換→キス。まですませれば、あたかもドリカムが生歌で結婚を祝福してもらえたかのような体験をすることができる。ドリカムに限らず、サザン、福山、B’Z、浜崎あゆみ・・・。虎舞竜、T-BOLAN、さらには円広志でもOKだ。また、スマップのコンサートでキムタクが、マイクで会場のみんなに「ノッてるかーい?!」(今の時代、こんなん言わんか。)みたいなことを言うタイミングを見計らって同じタイミングで、「みんな俺たちの結婚認めてくれるかーい?」とさえ言えば「イエーイ!」とか、「オー!」とか「キャー」などと言った声援が、あたかも自分らに帰って来て、皆に結婚が認められたかのような気持ちが味わえる。なるべく前のほうの席を確保し、いきなり後ろを向いて結婚を宣言すれば、声援をさらに実感できる。ただ真後ろの席の人はキョトン顔をしているだろうが。ただ注意しなければならないのは、キムタクのトークを皆静かに聴いているはずなので、あまりでかい声で叫んで声が通ってしまうと大ひんしゅく。あくまで”どさくさにまぎれて”言うのがコツだ。甲子園球場で阪神戦の後に結婚を宣言してもよい。周りの阪神ファンが六甲おろしで祝福してくれるのは間違いない。ただ、負けてるときは何されるかわからないので黙って帰るほうが特策だろう。富士山の頂上で。というのはしんどいので、大阪にあるその辺の丘よりも低い、”日本一低い山”天保山の頂上は、お勧めである。いっちょまえに登頂証明書も発行してくれるらしい。このようなマニアックな結婚式をしたいならトシナルドウェディング、豪華にするならワタベウェディング。と棲み分けをすれば、生き残る余地がある。ただ問題なのは、これは机上の空論と言うか、私みたいな、結婚する相手も見つけられん奴に結婚式をプロデュースする資格はあるんか?といわれれば痛いところだ。通信教育で空手をやってた人が空手道場を開くようなものだ。これはちょっと情けない。最後になぜワタベウェディングの社長に会ったのかという疑問だが、極秘結婚?電撃結婚?残念ながら違います。これは私が、夜通ってる大学院で、毎週、急成長を遂げた企業の社長が、たかだか20人弱の生徒の前で狭い教室で、その会社の歴史、業界、急成長を遂げた秘訣などを講演してくれる授業がある。最初の30分に生徒がその会社について調べてきたことや質問したいことなどを発表し、その後1時間半にわたり、社長の講演をきかせてもらい、その後質疑応答タイムもあると言うすばらしく贅沢な授業だ。私も前回のブログの内容を社長の前で発表し、休憩時間も名刺交換と個人的にいろいろ話をさせていただいたが、私のしょうもない話を嫌な顔をせずに聞いてくれるものすごいいい社長さんであった。「金持ちの娘さんと結婚するときがあれば、ワタベウェディングでお願いします」と言っておいた。最後に、社長の信念を聞かれ、いいことを言っていたので紹介する。「人よりは自分。自分よりは人。どちらを選ぶかによって繁栄を左右する。」リーダーは、まず人のことを考えてやる。そのことに喜びを感じなければならない。”自分より人”を選ぶことが大事と本を読むより何十年と経営をしてきた中で培った信念を、成功者から聞くことが出来るのは、財産以外に何者でもない。また次回、大学院で何勉強してるねん?というところについても書いていこうと思う。