愛用しているニコンのデジカメ(COOLPIX S8000)が最近少し不調です。
バッテリーの消耗と相まって、メインスイッチの接触が怪しくなり、上手く起動できたり出来なかったりの状態。
撮れる写真のクオリティーや手軽に光学10倍ズームが使えることなど、としのすけ的には全く比の打ち所のない性能なのですが、肝心のタイミングで撮影できないという最悪の事態を迎える前に念のため、デジカメを買っておくことにしました。
折角新しく買うのだから、同じコンパクトデジカメを買っても仕方ないと思い、最近凄いのが各社から出ている「望遠デジカメ」を物色。
結局、としのすけのニーズである、
・三脚を使わないで、 ⇒手ブレに強い
・手軽に持ち歩いて、 ⇒軽量・コンパクト
・家族の笑顔や美しい風景を ⇒広角~望遠までスムーズにカバー
・簡単に(極力AUTOで)、 ⇒AUTO機能充実
・いっぱい撮る。 ⇒バッテリー長持ち
という方向性を満たし、かつ、としのすけのテイストを満足させたのは、
富士フイルムのデジカメ(FinePix HS30EXR)でございました。
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しかし、、、この結論に到達するまでには、実は長い苦難の?道が、、、(笑)
つまり、カメラ(デジカメ)に関する知識が非常に乏しく、どれが良いのか全く判断できなかったのです。(~~;)
そこで、真面目なとしのすけは、カメラ(デジカメ)の事をしっかり勉強したわけであります。
今日は、FinePix HS30EXRを選ぶ過程で得たカメラ(デジカメ)に関する知識を、Q&A形式でまとめておきます。
これからカメラ(デジカメ)を購入しようと考えていらっしゃる方は、参考にしてくださいませ。
Q.コンパクトカメラと一眼レフカメラ、何が違うの?
A.一眼レフカメラとは、写真に写る被写体どおりの構図がファインダーで見られる、レンズ交換やファインダーの取り付け、シャッター速度や露出など高度なマニュアル設定が可能なカメラ。
一言で言えば「AUTO撮影なんかしないマニア向け」のカメラですね。
よく耳にする「ミラーレス一眼」は、ファインダーが光学式でなく、電子ビューファインダーを使ったものという理解で宜しいかと。
一方、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)とは、ファインダーがついていない、レンズ交換も出来ない、カメラ任せ(AUTO)で撮影することに主眼がおかれた小型カメラ。
結局、「マニアックに撮りたい」のか「きれいに撮れればいい」のかの違いでしょうか。(笑)
Q.1600万画素とか出ているけど、結局画素数はいくらあればいいの?
A.L版プリントサイズの推奨画素数は200万画素と言われています。
根拠は、L版サイズの画像サイズは1500×1051=1576500(ピクセル)~1600×1200=192000(ピクセル)なので、ほぼ200万画素相当だから。
結局プロが使用するプリンターでも、印刷可能なピクセル数を超える画素数はオーバースペックです。
A4サイズのプリントでも、2304×1728=3981312(ピクセル)が推奨画素数らしいので、400万画素あればOK。
もちろん、画素数が大きければそれだけトリミング(切り抜き)や拡大にも耐えられてよいですが。
Q.撮像素子のサイズは大きい方がいいの?
A.画質重視のデジカメは大きな撮像素子が使われています。
理由は大きな撮像素子の方が多くの光を利用できるので、撮像素子の感度が低くても明るく写せるため。
でも、最近の撮像素子は、画像処理エンジンの進化で、サイズが少し小さいからといって画質が劣るということでもなくなってきている模様。
実際、iPhone4Sのカメラでも、凄くきれいに写りますからね、、、(笑)
Q.焦点距離は短い方がいいの?ズームの倍率は大きい方がいいの?
A.焦点距離とは、焦点(ピント)が合う距離(主点⇔焦点)のことで、デジカメではレンズから撮像素子までの距離を指します。
焦点距離が短いと広い範囲(広角)、焦点距離が長いと遠くの被写体を大きく写す(望遠)ことが出来ます。
撮像素子の大きさによって写る範囲が変るので、普通は35mmフィルム換算で表されます。
焦点距離は、35mmフィルム換算で、24mmとかくらいに短い方が、広い範囲が撮影可能というメリットが生まれます。
具体的には、狭い室内で後ろに下がれない時のスナップ写真などは、短い焦点距離が有利。
逆に720mmくらいに長いと超望遠で離れたところから写真が撮れます。
広角端(W=ワイド端)の焦点距離 × 光学倍率 = 望遠端(T=テレ端)の焦点距離
という数式が成り立つので、光学○倍という表記も、広角端の焦点距離が短いと、望遠も実は大したことないという事件も起こりえます。
つまり、焦点距離は、短い・長いに越したことはありません。
ただ、ここで気にしなければならないのが「歪曲収差」。
直線がカーブして写ってしまう現象を言うのですが、ズームレンズでは歪曲収差を完全に無くすことはできず、広角側では樽型歪曲収差(真ん中が膨らむ方向)が、望遠側では糸巻き型歪曲収差(真ん中がへこむ方向)が発生するという宿命があります。(面倒なので理由は省略)
なので、マクロ撮影では、あまり近寄らないで少しズームをかけて撮影した方が歪曲収差が目立たないようです。
Q.手ぶれ補正ってどうやって実現しているの?
A.ブレが発生する原因は、シャッターを押す瞬間にデジカメが動いてしまう「手ブレ」と被写体が動いてしまう「被写体ブレ」に大別されます。
デジカメのブレ防止機能としては、主に、
・手ブレ防止
・高感度撮影
の組合せで実現されていることが多いようです。
手ブレ防止は、シャッターを押した瞬間にカメラが動いときにレンズ(レンズシフト方式)又は撮像素子(センサーシフト方式)をブレをキャンセルするようにシフトさせてブレを補正する機能です。
高感度撮影は、ブレの原則
・シャッタースピードが速くなる=ブレの影響が少ない
・シャッタースピードが遅い=ブレやすくなる
※一般的に手ぶれしないためには、焦点距離分の1より速いシャッタースピードが必要
に則り、いかにシャッタースピードを早くするかが決め手の方法です。
キレイに写真を撮るためには、適正な光の量(露出)を撮像素子に当てる必要がありますが、その為には、
・撮像素子の最高の性能(感度)を出せる明るさ(ISO感度)
・基本的に明るいレンズと適切な絞り(F値)
・長い露光時間(シャッタースピード)
を工夫する必要があり、シャッタースピードを早い状態に維持しながらキレイに写真を撮る為には、ISO感度を出来るだけ高くし、レンズを出来るだけ明るくするのが良いということになります。
つまり、「ISO感度が高い領域まで使える(ISOが大きい)」「レンズが明るい(F値が小さい)」「シャッタースピードが早い(1/○秒が小さい)」とブレに本質的に強くなります。
デジカメでAUTOで撮影した場合、暗い場所では、絞りは全開(開放F値)でシャッタースピードが遅くなり、シャッタースピードが遅くなりすぎてブレてしまうとカメラが判断するとISO感度を上げるか、フラッシュを発光するように動くようです。(この辺りが各メーカーの個性ですね)
と言うわけで、画素数400万以上、広角から望遠まで全て光学ズームでカバー、ブレに強い、オートが充実、軽量コンパクトという条件で考えると、、、もう、殆どのメーカーのロングズーム・コンデジが該当する訳ですね。(^_^;
中でもnikonのCOOLPIX P510はズームが凄い!
Nikon ニコン コンパクトデジカメ COOLPIX(クールピクス) P510 ブラック COOLPIXP510-BK 納期3週間
で、としのすけは何で大好きなnikonでかつ光学42倍ズーム(24mm~1000mm)のCOOLPIX P510を捨てて?FUJIFILMのFinePix HS30EXRにしたのか、、、それはズバリ、マニュアルズームです。
マニュアルズームリングを回す手動式のズーミングは直感的かつスピーディーな操作が可能。
今まで電動のズームでイライラしていたので、これは魅力的でした。
でも、迷った点も2点あります。
1点目は、GPSがついていない事。
iPhoneのGPS情報のついた写真の便利さに慣れてしまったとしのすけ、やはりロングズーム機でもGPSは欲しかった。
2点目は、同じくFUJIFILMの上級機、X-S1との比較。
3年延長保証付[FUJIFILM]X-S1 [プレミアムロングズーム]
手に持った感じのしっくりさ加減や、ズームの動きのスムーズさはX-S1に軍配があがります。
でも、軽さと電池の持ちはFinePix HS30EXR。
マジで超迷ったあげく、軽さと電池の持ちを採りました。
そして、当然Class10対応 サンディスク 8GB・Class10対応SDHCカード SDSDX-008G-J95と、純正のレンズフード 富士フイルム レンズフード LH-HS10、純正のケース 富士フイルム ソフトケース(ブラック) SC-K10 を購入。
後は、スペアの互換バッテリーを調達するのみです。
今日の所はまだバッテリーの充電と種々セットアップで終わってしまいましたが、今後は少しずつ使った感じをレビューしていこうと思います。