最近、この質問をよく耳にします。
アメックスプラチナと
SPGアメックスと
みずほセゾンプラチナアメックスって
何が違うの？
そこで、超簡単に解説します。
としのすけ、決して解説できる立場の人間ではありませんが、自分の理解の範囲で。(^_^;
アメックスプラチナとSPGアメックスとみずほセゾンプラチナアメックスの違いについて語る際には、下記の３つの側面を考える必要があります。
- クレジット会社（支払いを立て替えてくれる会社）はどこ？
- クレジットカードのローカルブランド（提携ブランド）はなに？
- クレジットカードの国際ブランドはなに？
です。
◇クレジット会社（支払いを立て替えてくれる会社）
これは、お店の支払いをカードで行った際、あなたに代わってお店に現金・預金を払ってくれる会社のことです。
カードで支払うということは、クレジット会社の立替保証払いということなのです。
ですので、大きな金融機関や知名度の高い会社は信用があります。
また、
- アメリカンエキスプレス
- ダイナーズインターナショナル
- JCB
の３社も、支払いを立て替えてくれるクレジット会社です。
社名に「○○信販」みたいについている会社もクレジット会社であることが多いですね。
◇クレジットカードのローカル（提携）ブランド
クレジット会社は、通常自分の会社のクレジットカードを発行しています。
みたいな奴ですね。
これはこれでカードブランドで日本国内では十分に通用しますが、日本から一歩外にでると使えません。
◇クレジットカードの国際ブランド
そこで登場するのが国際ブランド。
これがあることで、世界で通用するクレジットカードになります。
- VISA
- MASTER
- アメリカンエキスプレス
- ダイナーズ
- JCB
- 銀聯（Union Pay）
が国際ブランドとして認知されています。
さて、以上の３つの側面を理解した上で、
アメックスプラチナと
SPGアメックスと
みずほセゾンプラチナアメックスって
何が違うの？
を考えてみます。
◆アメックスプラチナ
クレジット会社：アメリカンエキスプレス
ローカル（提携）ブランド：アメリカンエキスプレス
国際ブランド：アメリカンエキスプレス
なんと、３側面全てがアメリカンエキスプレス！
一気通貫ですね。
これぞ、プロパーカードと呼ばれる所以です。
プロパーカードは、いろいろな意味で使われていますが、本質的には、
クレジット会社＝ローカル（提携）ブランド保有会社＝国際ブランド保有会社
という意味です。
◆SPGアメックス
クレジット会社：アメリカンエキスプレス
ローカル（提携）ブランド：スターウッド（SPG）
国際ブランド：アメリカンエキスプレス
つまりアメリカンエキスプレスが、スターウッド社と提携して発行しているクレジットカードなんですね。
◆みずほセゾンプラチナアメックス
クレジット会社：セゾン
ローカル（提携）ブランド：みずほ銀行
国際ブランド：アメリカンエキスプレス
つまりセゾンがみずほ銀行ブランドのクレジットカードを発行し、国際ブランドとしてアメックスとライセンスしたクレジットカードなんです。
こうなると、カードの性格というか、信用がよく見えてきますね。
アメックスプラチナはアメリカンエキスプレスの一気通貫カードで、アメリカンエキスプレス社の信用とステイタスが全てを担保しています。
SPGアメックスは、アメリカンエキスプレス社の信用とステイタスの上にスターウッド（SPG）とアメックスのブランド価値が上乗せされたカードです。
みずほセゾンプラチナアメックスは、セゾンの信用とステイタスの上にみずほ銀行とアメックスのブランド価値が上乗せされたカードです。
いかがでしょうか？
以上がとしのすけの理解です。
アメックスプラチナとSPGアメックスとみずほセゾンプラチナアメックスの違いについておわかり頂けたら幸いです。(^^)
この文脈で考えると、いろいろ理解出来ます。
◆三井住友VISAカード
クレジット会社：三井住友銀行
ローカル（提携）ブランド：三井住友銀行
国際ブランド：VISA
三井住友銀行の信用とステイタス、ブランド価値の上にVISAのブランド価値が上乗せされたカード。
◆JCB THE CLASS
クレジット会社：JCB
ローカル（提携）ブランド：JCB
国際ブランド：JCB
JCBが信用・ステイタス・ブランド価値の全てを一気通貫に担保するカード
という訳ですね。
ちなみに、いわゆる
プロパーカード（一気通貫カード）を発行出来るのは、現時点では、
- アメリカンエキスプレス
- ダイナーズインターナショナル
- JCB
の
３社だけです。
VISAやMASTERは国際ブランドをライセンスする会社で、自社ではクレジット会社（立替払いする会社）の機能を持っていません。
