ギャラリーカフェ・ラピュタ～日々是好日

　嵐山町（らんざんまち）は埼玉県の中央、比企丘陵に抱かれた町です。
都心から、（1時間くらいでアクセスできるので、）一番近い自然
と言えるかも知れません。嵐山渓谷のバーベキュー場には
休日、たくさんの方が訪れます。紅葉も有名です。
嵐山渓谷
ハイキングなどもさかんで国際的ウォーキングの大会
「日本スリーデーマーチ」も比企丘陵、
東松山市を中心に嵐山町もコースになっています。
坂東武者、木曽義仲、畠山重忠のゆかりの地であり、
嵐山渓谷の豊かな自然、山林や畑が広がる一方、
開発された住宅団地や工業団地、大きなショッピングセンターもある、
田舎と町が同居した様な所です。

　嵐山町に住んで18年、もっと、この町の魅力を活かしていけたらと、
嵐山を愛する人間として（誰に頼まれたわけでもないですが）自発的に
考えてみました。
10年位前、「嵐山の今を記録する会」に参加させていただいてから
色々考える様になりました。
「嵐山の今を記録する会」は一月に1回、字（あざ）別に嵐山町内を歩いて探訪、
歴史的な資料も配布していただき、植物や石仏の先生もご参加下さり、
教えていただきました。嵐山の風土を知る貴重な機会でした。
2年間位、廻りました。

嵐山にある、国立と県立の施設、嵐山町にとって貴重な財産です。
独立行政法人 国立女性教育会館（ヌエック）（文部省管轄）　昨年の蓮舫さんの事業仕分けで
有名になりました。
埼玉県立嵐山史跡の博物館(旧埼玉県立歴史資料館）
この2つの施設を有効利用することを中心に、嵐山町の活性化を
考えてみました。
敷地の由来を知り、歴史と今に至る不思議な流れを感じています。
畠山重忠像と昭和初期に設立された日本農士学校の存在です。
詳細はラピュタホームページ嵐山町の不思議な由来をご覧下さい。
　嵐山にある、2つの施設は都幾川沿いの河岸段丘の上に建ち隣接しています。
「埼玉県立嵐山史跡の博物館」は国指定史跡菅谷館跡の中にあります。
武蔵野の雑木林を思わせるような自然豊かな緑、各々約3万坪の敷地で合わせて東京ドーム6個分敷地。貴重です。無駄ではありません。素晴らしい環境に恵まれた施設。

21世紀も10年経ちました。
国、省、県、町の規制の枠組みを越え、自由な発想で新しい展開を模索、検討しても
いいのでは？
色々、有効に利用、活性化、できる可能性が考えられます。

まず、何よりも、この場の魅力を活かし、人々が、生き生きと
活動できるスペースになるという事。
魅力のある活動を検討、提案、共に作っていく。

「国立女性教育会館」
宿泊施設稼働率40%（事業仕分けより）だそうですが、
嵐山町や近隣の宿泊企画で教育会館を利用、活用することができますね。
この二つの施設で連携をとって活動したり。嵐山町や、近隣探訪の方も利用
出来ますね。
レストランも企画に合わせたメニューを考えると楽しいですね。
たとえば、ピーターラビット、コンサートの時、歴史的なテーマの時など。
又、地元野菜やを活かした、魅力あるレストランメニュー作りなど。

企画として様々な可能性が考えられます。
学び、エコ、環境、歴史、自然。グリーンツーリズム。
食、食育、ベジタリアン、癒し、散策やウォーキング、健康。

オオムラサキの森　蝶の里公園、嵐山渓谷（周辺樹林地は埼玉県の緑のトラスト保全第３号地に指定）などの自然体験、
嵐山町には、休耕地がたくさんあります。それを活用し、
貸し農園やエコ体験農園、などで日帰り、1泊などで、企画出来る可能性があります。
嵐山町民、埼玉県、教育会館、是非、蓮舫さんも一緒に、新しい可能性を模索、検討、
創造、実現していけたら良いですね。

写真は
「国立女性教育会館」を訪れた方のブログを使わせていただきました。
川の向こうに見える、レンガ色の建物は女性教育会館の宿泊棟です。