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カテゴリ:関東
今日は、箱根大涌谷の紹介をします。
大涌谷は、神奈川県箱根町にある箱根火山の噴煙地です。 約3100年前、箱根火山で水蒸気爆発による山崩れが発生しました。 さらに、約2900年前に小規模な火砕流が発生し、冠ヶ岳ができ、また火山砕屑物も積もりました。 この火山砕屑物と山崩れによる堆積物の間が大涌谷です。 今もなお、熱い水蒸気と硫黄成分が噴出しています。 以前は地獄谷と呼ばれていましたが、明治6年に明治天皇、皇后両陛下が箱根に静養に来られた際に、「両陛下がお出になる地に地獄があってはおそれ多い」といわれ、大涌谷に改称されました。 現在でも芦ノ湖と並び、箱根を代表する観光スポットとして、多くの観光客が訪れます。 大涌谷一帯は硫化水素の影響で植物が枯れ、緑が全くない場所になっています。 その雰囲気はまさに地獄のようです。 地面から吹き出る噴煙や火山ガスで荒廃した自然風景を見ながら散策できる遊歩道が整備されており、気軽に大涌谷を楽しむことができます。 ここからは富士山の眺めも素晴らしく、風景が対照的です。 ここ大涌谷名物が、地熱を利用して作られたゆで卵です。 温泉に含まれる硫黄と鉄分が卵の殻に結びつき、黒く変色していることから黒玉子と呼ばれています。 1個食べると7年、2個で14年寿命が延びると言われています。 また、噴煙地近くには延命地蔵尊があります。 弘法大師がこの辺り一帯の地獄の雰囲気に心を痛め、この地に一体の地蔵菩薩を刻んで、地獄の責苦にあえぐ人々の救済を祈願したのが始めと伝えられています。 散策した後は、大涌谷観光センターのレストランや売店で休憩ができます。 レストランでは景色を楽しみながら食事ができますし、売店では箱根の特産品や大涌谷オリジナルの商品が手に入ります。 このように大涌谷は地球の自然の力を身近に感じることのできる観光スポットです。 大涌谷の詳細は、こちらの大涌谷観光センターのホームページをご覧ください。 みなさんも大涌谷に行ってみませんか。 日本全国旅行案内所TOPへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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