|
カテゴリ:ひとりごち
カナダのピアニスト、グレン・グールド。
ネットでも、ざくざく語られていますから、詳細はそちらにお任せしますが。。。 とりたててクラシックファンでもない私が、数秒聴きかじっただけの『ゴールドベルク変奏曲』を即買いしました! しかも、同じ人の演奏による同じ曲を2つ買うというハマりようで、この夏はじつにこればっかり聴いてました。 同じ曲ですが、ぜんぜん違って聴こえます。 グレン・グールド J.S.バッハ ゴールドベルク変奏曲(55年モノラル盤) 23歳のデビュー盤。 バロック音楽なんだけど、ロックみたいです。 ...駄洒落は偶然です。m(_ _)m つまるところ、"この世の春の喜び"が炸裂していて、ただただ羨望、です。 グールド自身は納得がいってなかったそうですが、若気の至りにしても、人間業とは思えない超絶技巧です。。ここまで誇り高く天分を開花できる人は、そうはいないのではないかしら。 グレン・グールド J.S.バッハ ゴールドベルク変奏曲(1981年録音) 50歳の遺作。 この翌年のお誕生日直後に倒れ、そのまま帰らぬ人となったそうです。 ご本人はかねてより、50歳になったらピアノは弾かないと言っていた、との話もあり、"お迎え"の予感がなんとなくあったのかもしれません。 走り抜けるような55年盤とは打って変わって、魂を慰めるようなテンポになっています。最後のアリアは、わけもなく泣けます。。 いえ、私が一生を締めくくる境地に至った時、本当の意味でじーーーーんと聴けるのかも。 G音で始まりG音で終わる曲。 そして、ゴールドベルクで始まりゴールドベルクで終わったピアニストのイニシャルがこれまたGG。 ・・・こじつけっぽいけど、まるでこの曲を弾くために生まれたみたい。 このような偶然に貫かれた人の一生にはとても興味を覚えます。 神様が降りてきた、、と思うほどの演奏をする一方で。 大変なこだわり屋さんだったそうで。。。。 星を覗いてみました。 私と同じてんびん座、お誕生日も1日違いだ! 奇遇です。 (もちろん、星回りは全く違います) いろいろツッコミどころはあるでしょうが。。。 以下、ひとつの解釈、ということで。 どうしたいのか、どうあるのがよいか、するべきことは何か、などなど、自分の基準が、明確にわかっていた人だと思います。 自分の美学を愛していたような気がします。 アセンダントにあるシリウス星は彼に名声を与えました。第1ハウスの冥王星にもカリスマ性が匂います。 また、獅子座の火星、月、金星。以下、ほとんどの星が東北サイドに集中してるあたり、徹底した自己追求型で、支配的で威圧的なほどのパワーを感じます。 周りの人はついていくのが大変だっただろうけれども、ついてってしまうような強烈な引力があったに違いありません。 おとめ座からてんびん座にかけてずらっと並ぶ惑星は、整然とした、意識的にデザインされた美を愛する雰囲気です。かなり美意識が高く、人がどう受け取るかを敏感に察知できたことでしょうね。。。 また、土星の品位がよくて、格調高い、威厳に満ちた古典的な芸術表現はぴったりです。 生まれ時間が確かならば、アセンダントはかに座。 目元涼しげで色白の、美しい人が多い星座だなあと思います。で、結構ロマンチストな気がします。 若い時のグールドは、なかなかの美形です。 対人関係を示す第7ハウスに土星があります。 人間関係、特に親密な関わりには、彼なりの心配や苦悩があったのかもしれません。 人嫌いなわけではなかった...んじゃないかなあ...。 むしろ、真の理解者の存在をはなから諦めていたような、あるいは、人は自分の領域を邪魔するもの、と怖れていた...ような。 ただ、一度築いた絆に対しては、とても誠実に見えます。 もしも運命のお相手がいたならば、崇拝に近い愛情を注いだかもしれません。小柄で、目鼻立ちのはっきりした、芯の強い女性だったかなあ、なんて想像します。あくまで、想像、です。 バッハの時代に冥王星は発見されていませんでしたが、計算上では、彼の冥王星がグールドのアセンダントにとても近いところにあります。 バッハがグールドを選んだ。...のかも。はてさて。 バッハの水星/金星が、グールドのカルマの通り道・ドラゴンヘッドにがっつり乗っかっているんですね。。。バッハの表現したかったことが本能的に理解できたように感じられますし、生涯追求するテーマとして自覚できていたと思います。 ※記号、用語の解説はとくにしませんが、こんな図です。 外側に散らばってる印はバッハのものです。 Glenn Gould 1932.9.25 23:30 Tronto, Canada ※9/18~28、メールの返信・個人鑑定はお休みいだたきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ひとりごち] カテゴリの最新記事
|