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先日の「くるりんぱ」のように、違うものの見方に出会って、一緒におお~♪と楽しめるばかりなら素敵なんですけど。
どっちもオッケー!って笑えないときも、あります。。。 これまで当たり前だと思ってたことが、違うものの見方に出会って突き崩され、不安になることもあるし。 それぞれの立場を守ろうと、対立や矛盾が起こることもしばしば。 私自身、いろんな人のいろんな思惑が、めんどくさいなあ、受け入れがたいなあ、と思っちゃったりもして。 ・・・で、こんなの読んでみました。 これからの「正義」の話をしよう マイケル・サンデル NHK教育テレビで放送されていた、ハーバード大学の政治哲学の講義をまとめた本です。 こじつけを恐れずに言ってしまえば、「くるりんぱ」上級生編です。。。 なにげに本屋さんで平積みにされており、しかも、結構売れているらしい。 日本でも裁判員制度が導入されたし、事業仕分けの傍聴が案外盛況だったりもして、難しいテーマながらも関心が高いのかもしれません。 身近に起こりえる例を題材に、過去の賢人たちのさまざまな思想を学びつつ、「正義とは何か、公正であるとはどういうことか」を考えていく授業。 教授の話の持っていき方が、えらく巧みです。 私も、ふと放送を見てミョーに心をつかまれ、以来、全講義録画して“出席”するに至ります。 正確にはぼうっと眺めてるだけで、後半、やっぱり落ちこぼれてきました(涙) でも、全部は理解できなくても、それなりに考えさせられてしまいます。。。 たとえば、 1人殺すか、5人殺すかを選ぶしかない立場に陥ったら、どうする? 多数派の生存のために、少数の犠牲は正当化されていいのだろうか? 命の優劣はどのように決められるのか? ...なんて話が進むうちに、現代の格差社会が垣間見えきて、ぞ~っとしたりします。 これはこれで、目からウロコ。。。 そして、これは、一部のインテリや専門家だけじゃなくって、自分たちにも直接関わってる問題なんだな、と思わされるしくみになっています。(どうも、そこにねらいがあるみたい) しかし、そもそも何が「正義」なのか、そこからわからない~(T.T) 立場や見方によって簡単に揺らぐし、実際、いまだかつて決定的な答えは見つかっていない。 さまざまな人がいる現実社会の中で、共通の理解を見ることなんて、所詮不可能だと思うのですが。。。 それでも、議論を続けていきましょう。 ...と、サンデル先生はおっしゃっております。 対話の中では、当たり前だと思っていたことが揺るがされ、不安になることもあるが、だからといって諦めて、お互いが関わらないように引きこもるよりも、ずっと可能性があるのではないか。 たとえ結論がなくても、私たちは日々、こうした問いに向き合わざるを得ないのだから。 うーむ。 関わらないようにと引きこもる方が楽なワタシには、厳しいお話。。。 けれども、根本的に人は、話し合いたい、というか、そうするべく作られているようにも思いますです。 もうすぐ最終回ですが、日曜夕方と土曜深夜に2回放送してますので、話のタネにぜひ一度。(探せば、某動画投稿サイトにもあるみたい...) ハーバード 白熱教室 最後は、ちゃっかり自説へと誘導されてしまい、その説が、私にはちょっと意外でした...(理解しきれていないのかも) 。。。 おひとりおひとりの星空は。 ↓ 個人鑑定について お問い合わせ grin【グリン】ガーゼ小花スカート (803S-02) Lokapala【ロカパラ】ボーダー天竺カットワンピース(LP100411-OW) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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