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2011年09月29日
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カテゴリ:漫画・アニメ

先日、制御不能となったNASAの衛星が大気圏に突入し、「地表に落下する」の、「人に当たる確率3200分の1」のと、なんかエラい騒ぎになっていた。

そう言えば、米ドラマ『 ザ・ホワイトハウス 』で、次席補佐官ジョシュの秘書のドナが、「衛星が近々落下する」という“NASA情報”を聞きつけて「避難指示出さなきゃ」と一人で大騒ぎするが、他のスタッフは「よくあること」と全く取り合わない…ってエピソードがあったっけ。

今、人工衛星の残骸などの宇宙ゴミは、地球の周囲に約2万点、漂っているんだそうな…。



その宇宙ゴミ(スペースデブリ)をテーマの柱に描いたアニメ作品が『 プラネテス 』だ。


★『 プラネテス 』(NHK BS 2003年作品、全26話)


幸村誠の漫画が原作。

多くの一般人が宇宙へ行き、先進国が宇宙開発に凌ぎを削る2070年代に、増えすぎたスペースデブリを回収・排除する仕事に従事する「サラリーマン」達を中心に物語は進行する。

「宇宙飛行士」と言えば、「エリート中のエリート」という印象が今は強いが、宇宙旅行が珍しくなくなったこの時代、「デブリ課」は半端者を表す「半課」と呼ばれるほど、赤字部門であり、不人気なセクションである…という、シビアな設定が新鮮。

人間同士の葛藤を描いたヒューマンドラマでありながら、かなり、真面目に「地味な職務」であるデブリ回収の仕事の危険性とか、一見華やかな宇宙開発時代の裏側とかも描いてて、真実味ある「通好み」なアニメだった。

絵柄的には地味で、「萌え萌え」要素が殆ど無いし、登場人物は皆、特別オーラも無く、最初の方だけ観て敬遠する人もいるかもしれないが、観ているうちに、登場人物の一人一人を、どんどん好きになっていく。

特に「タナベ」役の雪野五月さんの声の演技が素晴らしい。ストレート過ぎて、ヘタすると他人をイラつかせるようなタナベのセリフも、清々しくさえ心に響いてくる。雪野さんは、『犬夜叉』の「かごめ」役でも有名だが、過剰な色気を感じさせず、真っ直ぐで元気な女の子を演じさせたらピカイチだと思う。

SF好きの人もそうでない人も、絶対に観て損はない。


『 D T B 』は、さすがに現実には絶対あり得ない世界だけど、『 プラネテス 』の世界は、もしかしたら、もう少し遅く生まれていたら経験できたかもしれない。…そんな風に、夢をみさせてくれる作品。別に、取り立てて宇宙旅行に憧れているわけでもないし、特別、現世に未練があるわけでもないはずなのだが、このアニメを観た時、ふと、「自分には参加できない」寂しさを覚えたものだ。


今回の「宇宙ゴミ問題」報道を聞いて、久しぶりに、この作品をもう一度観てみたくなった。

そして、評価の高い原作コミックス(モーニングKC)も、今更だが、読んでみようと思っている。


★NHK公式サイト
http://www.planet-es.net/index.html




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最終更新日  2016年02月18日 22時03分20秒
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