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2014年01月06日
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カテゴリ:漫画・アニメ

★ 『 そこをなんとか 』 麻生みこと(2007年~)



レンタルコミックにて既刊8巻読了。

実写ドラマ (2012年) は観てません。


少し前に 『とくダネ!』 で、弁護士の就職難について特集していた。司法試験改革で試験合格者を増やした結果、司法修習後の就職先が見つからず、実務経験のないまま開業してみたはいいが稼げずに廃業…という悲惨な弁護士が増えているという話だった。

なんでも、年収100万円未満の弁護士が全体の5分の1くらいを占めてるとかナンとか…。

高額所得者の代名詞のように世間で語られているだけに 「こんなはずではなかった」 感がハンパないだろう。


この作品は、まさにそんな状況下で、苦学の末に弁護士となったヒロインが、押しかけ就職の零細事務所で、割の合わない、みみっちい案件に悪戦苦闘しながらも成長していく姿を描く。


「巨悪に立ち向かう正義のヒロイン」 みたいな痛快さはないが、現役の弁護士監修のもとで練られたストーリーらしく、リアリティのある作品になっている。

それでいて、漫画らしいコメディ要素や恋愛要素も上手に織り込まれていて、 「ただの社会派ドキュメンタリードラマ」 に終始はしない。


弁護士にさえなれば、安定した生活や、やりがいのあるカッコいい仕事が待っていると思っている弁護士志望者は読んでおいて損はないと思うし、司法制度 (裁判員制度)に興味のある人も、単に社会人男女の恋愛模様を追いたい人も、それなりに楽しめる内容だと思う。


尚、ページの合間に文章で綴られる、作者による 「傍聴日記」が結構、面白いので、読み飛ばさないことをお勧めする。

私も一度だけ東京地裁に傍聴に行ってみたことがあるが、世間の注目を集める大事件ならいざ知らず、コマい事件の法廷は、かなり、ゆる~い雰囲気で、時にコミカルにすら見えることもある。

事件そのものが陰惨なものを選ばない限り、人間観察が好きな人にはお薦めのスポットだ。




<関連日記>
201311.25. 余韻の残る 「尺」 の ラブストーリー ・・・ 麻生みこと 『 路地恋花 』












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最終更新日  2016年10月10日 23時58分13秒
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