|
カテゴリ:カテゴリ未分類
以前、指導していた生徒でA君という生徒がいました。
A君は非常に勉強が好きで、ほっといても活き活きと勉強に取り組む子供でした。 好奇心旺盛で、勉強して新しい知識を得ることが楽しくて仕方ない、というような感じの子でした。 その子は中学受験で超トップ校と言われるところに進み、中学でも学年でトップクラスにいたのでほっといても東大には行く生徒だったのですが、あるとき引越しを理由にうちの塾を卒業していきました。 昨日、偶然横浜駅で久しぶりに会ったら、なんか生気のないやる気のない精彩を欠いた顔をしていました。 話を聞いていたら、理由がわかりました。高校に入ってから、親が「勉強をがんばったらお小遣いをあげる」という「お金」という報酬で子供のモチベーションを引き出そうとしていたのです。 もともと学校でトップクラスだった彼はほっといても好きで勉強をしていたのに、今では「親がお金をくれないから勉強をする気がしなくなった」と言っているのです。 以前の彼は「勉強」=「好奇心」だったのに、わざわざ親が「勉強」=「お金」という脳の回路を作ってしまったのです。勉強の意欲をわきたたせるために、親はこれからもお金の額を増額していくしかないでしょう。 その結果、勉強への興味がうすれ、成績が落ち、学校も面倒になり・・・・となってしまったようです。 とっても残念な再会でした。 毎日更新している所長日記はこちら↓ http://blog.livedoor.jp/kigyouka/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|