本当に大丈夫か　PLC　電力線通信

Dec 12, 2006

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カテゴリ：その他　諸々

松下から BL-PA100KT アイオーデータから PLC-ET/M-S という PLC機器が発売になりました。

最初に断っておきますが、私はPLCの解禁には反対しています。なんでいまさら電力線なのでしょう。家庭の電力線はAC100V以外を(一部200V)流すことは想定されておらず、ノイズまみれです。

今回法改正で屋内に限り認可されましたが、分電盤から外へ信号は漏れだしてしまいます。ノイズを外にばらまくと同時にセキュリティでの心配もあります。無線LANではセキュリティ面で心配という声も聞きますが、ＰＬＣでも同じです。128Bitといえど人間の作った物です。
本来外へ信号が漏れ出ない様に「ブロッキングフィルター」を配電盤の外側につける必要があるのです。しかしコスト面を重視しているのか松下やIOデータは不要としています。松下という企業がどういう企業という判断は個々に違うと思いますが、私はモラルに欠けていると感じています。

話しを戻して「ブロッキングフィルターというものがどういう物かは、TDKのページが詳しいので是非ご覧ください。
http://www.tdk.co.jp/techmag/emc2/200610/index.htm

ＰＬＣについては訴訟問題も起きています。今焦って導入する必要はないでしょう。メーカーやメディアはメリットしか伝えず、デメリットは非常に小さい字で書いてあったり、伝えられなかったりしています。ここ楽天でもアフィリエイト狙いで製品を紹介している人もいますが、こんなに問題を抱えているものをよくもまぁ無責任に紹介できるものです。紹介するならばメリットだけでなくメーカーの注意書きなどのデメリットもきっちり紹介するべきでしょう。

注意書き　：　松下　　　　アイオーデータ

とにかく興味をもし持っているならば、自分で色々検索してから諸々を判断するべきでしょう。BLOG情報も参考になります。例えば Ask　で検索すると
BLOG 検索 Ask :電力線
これだけでも沢山出てきます。　私はやはり絶対に見るべきだというページとして　野々村氏のページを記しておきます。色々考えさせられることが書いてあります。

ＰＬＣは結局は淘汰されて無くなる技術だと思います。